ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)ゲーム感想|ヘタレゲーマーには無理でした…
ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)というプラチナゲームズのソフトを買いました。最近だと「NieR:Automata」がヒットしたメーカーさんです。
僕はアクションゲームが好きなので、本作もプレイしたわけなんですが、結果、挫折してしまいました。良くできたゲームであることは間違いないけど、自分には合わなかった、という感じです。
以下、自分の好みと合わなかった点などつらつらと。
- アクション以外の要素も多かった
- 課される細かなタスクが多い
- 戦闘マップが変わり映えしない
- 取りこぼしが怖くて、アイリスを常時オンしてしまう
- ニュータイプ向けのアクション難易度
- 客観的に評価するなら確実に良作なのに、ことごとく好みと合わず…
アクション以外の要素も多かった
ざっくり説明すると、主人公は特殊部隊ネウロンというのに所属しており、これが警察や自衛隊的なポジションなんですね。
で、その特色がステージ攻略にも発揮されており、ステージは調査パートとアクションパートに分かれています。僕がだるーってなってしまったのは、街の人に聞き込みをしたりする調査パート。これが意外と長い。
まぁ、たぶんこれだけなら、サクサク聞き込みを済ませればいいだけなんで、まだ頑張れたのかもなぁ。
実は理由は他にもありまして。
課される細かなタスクが多い
これは「やりこみ」要素とトレードオフな部分もあることを承知で書くんだけど、僕には要素が多すぎて疲れてしまいました。
ステージにはS,A,B,Cなどの評価がつくようになっていて、それって戦闘の出来栄えだけじゃなくって、さきほど書いた街の人にヒアリングするパートだったり、街に散らばる汚染物質をちまちま浄化したり、空き缶を拾ってゴミ箱に捨てたり…、おつかいチックなクエストだったり…、プレイヤーの色んな行動の総合点で評価されるんですね。
これが本当に細かくて、よく作り込まれているんですわ。参りました。たとえば、街中に信号があって、赤で横断すると評価が下がります。街中の設備とかを攻撃して壊しても評価がさがります。あと、当然ながら間違った選択肢を選んだりしても評価が下がります。
中国もびっくりな監視体制で、ネウロン所属員の行動が逐一「採点」されてるわけです。未来のブラック企業の仕組みのようだw
たかがゲームじゃん気にすんなよアホ。という意見があろうことは百も承知だけど、採点されると良い点をとらないと居心地悪くなるのが、偏差値文化で育ってきた日本人の性じゃないですか。
ということで、僕にはこの仕組みがとても息苦しく感じられてしまい、アクションパート以外のところで疲弊してしまったというのが、ゲームを投げた理由の一つ目。
戦闘マップが変わり映えしない
本作の戦闘の多くが、アストラル界という異次元の世界で行われるのですが、そこが画像のようなポリゴンっぽいビジュアルで、景色がずっと代わり映えしないんですね。北海道の単調な一本道で眠気が来るみたいなことで、ずっと同じ景色が続くのは退屈に感じてしまいました。
一般的なアクションゲームだと、地形の変化や敵の配置のバリエーションでこの単調さを紛らわしてたりするんですが、アストラルチェインの場合は、敵は幽霊みたいに突如出現するパターンが多いのでそういうこともなく…
取りこぼしが怖くて、アイリスを常時オンしてしまう
これもアクションゲームではおなじみのシステム。特定のボタンを押すことで、敵の情報やアイテムの場所などが可視化されるという特殊モードですね。それを本作ではアイリスと呼んでいます。
似たような機能は、アサシンクリードにもあるし、トゥームレイダーにもあるし、DAYS GONEにもあるし、これがないと怖くて探索できないくらいになってしまうチート機能なわけですが、、、
本作の場合、最初にタスクが多いと書いたことと相まって、「見逃し」「取りこぼし」を防ごうとすると、常時アイリスをオンにしてしまいがちなんですよね。これはプレイヤースキルの問題もありますが。
で、アイリスをONにすると、せっかくの美麗な街の景観が楽しめなくなります。アイリスモードでのプレイヤー視界は、無機質な見た目になってしまいます。目も疲れちゃいますしね。
ニュータイプ向けのアクション難易度
適当にやってても、そこそこ動かせてる感はあるんだけど、これはプレイ動画見たほうが面白いタイプのゲームかも、と感じてしまいました。
クリア自体はは難易度調整もできますから誰にでもできると思います。
ただ、アクションゲームって、個人的にはクリアするというモチベーションよりも、動かしてて楽しいことが何より重要だと感じていまして。。。僕が挫折したのは、ちょっとやそっとの練習では、期待したような万能感を得られそうにないと感じたためです。
正直に言うと、アクションが多彩すぎて使いこなしがまったくできなかったです。僕の腕前では、オーソドックスに回避と攻撃を堅実に繰り返す安定感が勝ってしまい、チェーンアクションを生かしきれませんでした。
囲まれたところから華麗にチェーンアクションで一掃!みたいなことは、あんまりできそうにない感じ。
人間の反応速度よりもキャラの動きの方が速いタイプのゲームなので、プロゲーマーみたいな人が操作すると、別世界が広がりそう。
あと、プレイヤーとレギオンを同時に操作しないといけないので、オールドタイプのプレイヤーにはこの使いこなしが難易度高いです。レギオンを動かしながら、プレイヤーも動いて回避や攻撃をしようとすると、指の本数が足りないと感じます。
僕ができたのは、レギオン操作と並行して、プレイヤーをL3ボタンで移動させるところまで。回避や攻撃までは無理でした。
レギオンはこちらが操作しなくても自動で移動・攻撃を行うので、ほぼCPU扱いになっていたのはもったいなかったですね。使いこなせたら楽しいだろうと思います。
客観的に評価するなら確実に良作なのに、ことごとく好みと合わず…
最後に書いたアクションの難易度については、慣れの問題が大きいので、ずっとプレイしていたら慣れた可能性は大いにあります。だいたいのアクションゲームって、最初の方は操作がぎこちないもんです。
ただ、今回は、慣れるまで遊び続けるだけのモチベーションが維持できませんでした。上述したように、ゲームの仕組みが肌に合わなかったのが原因です。
サイバーパンクっぽい世界観とBGM、キャラメイクできる点など、心惹かれる部分もあっただけに、惜しくはあるんですが、プレイ時間は有限ということで、今回は勇気ある撤退を選択させていただこうと思いました。
でも、僕が書いたことを、「別に良いじゃん」と思う人なら、確実に楽しめるゲームだと思います。