求人広告の『未経験大歓迎』『未経験歓迎』『未経験OK』の違い。
求人広告でよく見る表現、
- 未経験大歓迎
- 未経験歓迎
- 未経験OK
どれも同じような言い回しに見えて、その裏側にある意味は、実は全然違うことがあります。
制作者によって運用が違うかもしれませんし、僕自身、すべてルール通りの運用ではありませんが、以下に目安を書いておきます。
未経験大歓迎
⇒むしろ未経験の人のほうが都合がいい
⇒特殊な仕事で経験者の応募がそもそも望めない
⇒不人気の仕事で、こうでも言わないと人が集まらない
⇒経験以外の要素で選考したいポイントがある
⇒教育体制が整っており、未経験を受け入れる余裕がある
未経験歓迎
⇒未経験も経験者も両方ウェルカム
⇒経験者のほうが好ましいが、人柄など別の要素がより重視されることもある
⇒バイト募集などで他に書くことがなく、文章の賑やかし的な感じで入れる
未経験OK
⇒経験者のほうが望ましいが、応募数を確保するため間口を広げておきたい
⇒未経験でもダメじゃない、程度のニュアンスで使うことも
⇒未経験歓迎とほぼ同じ意味合いで、無自覚に使用
こんな感じでしょうか。
個人的に、『未経験歓迎』と『未経験OK』の線引きは微妙ですが、『未経験大歓迎』については、クライアントのお墨付きがない場合は書きません。
具体的に、未経験でもまったく問題ないです、という言質がなければ使わない表現です。
まぁ書き手によっても感覚が違えば、クライアントの受け止め方によっても変わるので、確たる根拠はありませんが…。
時には、業界未経験、職種未経験くらいの意味合いで「未経験」と書かれることもあるようです。