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ホームページの美しさに惑わされると、新卒の優良中小企業を見逃してしまう。

中小企業のホームページはダサい

毎年、新卒サイトのオープン時期になると就活について思うことがある。

 

率直に言うと、学生に対するアピールが下手くそで、損している中小企業が多いなぁってこと。

逆に言えば、優良な中小企業に出会うチャンスを逃している就活生も損してるなぁという話でもある。

 

たしかに学生の段階で、優良な中小企業の価値に気付くのは簡単ではないと思う。

でも、世のお父さん、お母さんは、やれ商社だ、やれ銀行だ、上場企業だ、と誰でも知っている簡単な答えを連呼するヒマがあったら、お子さんの企業研究をきちんとサポートしてあげて欲しい。

 

就活ナビサイトに関わっていると、世の中にはこんなに幸せな会社があるのかと涙が出そうになることがある。

 

年収が平均から平均よりも少し上くらいのレンジで、休みもきちんとあり、残業もそこまでキツくない会社。

事業内容的にも、そこまで悲観すべき点は見受けられない。超優良な中小企業が、割と見つかるのである。

 

ただ、せっかくの企業との素敵な出会いであっても、学生が敬遠してしまう要因がいくつかある。

 

ホームページがダサダサ

大企業のHPのようなスタイリッシュなデザインとは程遠い。ひと昔、ふた昔前の町工場的な感じ。イノベーションの「イ」の字もない。

 

大学出てこんな場末の会社で働くの? 一生?? あり得ない!

なーんて思うんだろうな。学生は。

僕も学生だったなら、きっとそう思うだろう。友達にも恥ずかしくて言いづらい。

 

でも、あなたやあなたのご両親が一流だと思っているカッコイイHPの会社が、その会社から商品を仕入れてたりする。

実は海外に工場持ってたり、ヨーロッパ、アジアに販路を持っていたり、ヘタな大企業より、よっぽどグローバルだったりもする。

 

さて、ホームページのダサさを乗り越えて、エントリーした学生たち。そこに第二関門が待ち受ける。

 

社屋が絶望的にボロい

郊外の会社で周りに畑とかがある。最寄り駅が聞いたことないような駅だ。

周りにスターバックスなんて当然ない。サエないおっさん2~3人が、雑談しながら表でタバコを吸っていたりする。

インスタ映えという言葉から、世界一遠い場所に中小企業はある。

 

ただこれって裏を返せば、社屋の古さは歴史があるってことだし、メーカーなんかは特に広い敷地が必要なので、どうしても郊外の社屋になってしまう。

オッサンがたくさんいるってことは、定年まで働ける組織構造があることの証明だ。雑談しながらタバコ。いいじゃないか、ゆとりがあって。

 

さて、会社のボロさを乗り越えた就活生は、さらに衝撃を受けることになる。

 

説明会が地味!!

大手企業のようにモデルのようなキレイな女性は当然出てこない。

先輩社員もどこか、おっとりした感じがする。

パワーポイントの資料も古めかしいデザインだ。というか、そもそも参加学生の数、少なっ!!帰りがけに渡されるパンフレットもダサッ!というか社内もやっぱりボロッ!

 

だが、人は総じて温かい人が多い。

個人的には女性も感じのいい人が多い気がするが、これは僕の好みかもしれない。

ギラギラした人はいないが、地に足ついた仕事をしており、案外、既婚者の割合は高かったりする。パワポはデザインより中身に集中しよう。

 

パンフレットは古いのを使いまわしてるだけ。

というか、お金は実はないこともないんだけど、印刷所とかに頼んでたりするからパッとしないモノになってたりする。

たしかに社内はそんなにキレイじゃないかも。でも、そこってそんなに重要?まぁ、トイレくらいは清潔であって欲しいが。

 

まとめ

一流大学でコミュ力も高い人は、大企業ばかり受けるのでもいいだろうけど、並の就活生が人生の一発逆転を狙うなら、他の学生に先駆けて、優良な中小企業を探し出すことが一番の近道だと思う。

 

ちなみに都心のキレイなオフィスビルに入っており、ホームページもキレイで、パンフレットも品が良く、でもブラック企業なところはいくらでもある。

 

分不相応なオフィスを構えている会社は、それだけ経営的に無理をしていると考えるのが自然で、その無理は社員の待遇に必ず跳ね返ってくる。

イケてる風を装っている企業ほど胡散臭いところはない。

自己分析も大事だけれど、真に大切なのは企業分析(企業研究)なのだ、きっと。

 

ちなみに僕は街中で働いているが、平日、スタバにはほとんどいったことがない。

コーヒーは大抵、セブンイレブンで買っている。

昼ごはんは時間がないので、マックか牛丼、あとラーメンが多い。

 

就活は、名より実が大切だ。

この事実にどの段階で気が付けるかで、学生の運命は変わる。

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