飲み会は席順が9割。
飲み会シーズンがまだまだ続きます。
ということで、また飲み会×コミュニケーションの話です。
前回までは、飲み会でどんな話をすれば良いか。また、飲み会以前の日常パートで、
好感度をしっかり上げておかないと上手く輪に溶け込めないよ、というお話をしてきました。
まぁそこまで事前に準備するのはメンドクサイし~、どーせ話すの苦手だしナァ、という方も多いと思うので、
手軽に意識できて、しかもコミュニケーションが苦手な人でも、それなりに飲み会が楽しくなる方法ということで、今回は席順について書いてみようと思います。
というわけで、飲み会の席順(座り方)について。
前置きが少々長くなりましたが、まとめてみると意外と簡単です。
座る場所に気を付けるだけで、コミュ力に自信のない方でも驚くほどスムーズに飲み会にとけ込むことができるはずです。
1.テーブルの端に座るな
飲み会の苦手な人が、ついやってしまう大失敗がこれ。苦手なので、気後れして端っこに陣取ってしまったりするのですが、これをやると確実に孤立します。
理想のポジションは、自分を挟んで会話が飛び交う状況をつくること。自分の隣の人が、背中を向けて逆方向の人と話はじめる形になってしまうのが、典型的な孤立のパターンなので、それを避けることが大事です。
であれば、グループの真ん中に入り込めれば、手っ取り早いですよね。あとは話を聞いて相槌を打ちながら、ふつうに飲んで笑ってれば、そんなにしゃべらなくても楽しく場がつながります。
2.店への到着は、早すぎても、遅すぎてもダメ
どういうことか説明します。まず一番乗りになってしまった場合。
自分が座っている周囲を避けるようにして、後から来た人は着席していきます。なぜかというと、他の人があなたとそんなに仲良しじゃないからです。そして、あなたが面白い人じゃないことを、みんなが知っているからです。あ、なんか書いてて辛くなってきた(笑)
さて、では逆に遅すぎた場合、どうなるか。「1.」で説明した端っこの席に座る確率が高まります。さらに最悪の場合、遅れてきたあなたの登場に誰も気づかず……。といった世にも恐ろしい事態も想定されます。
いやね。シラフの状態で、「どうも~~!遅くなって、すぅいませぇぇ~~ん!!」なんてトーンで入っていくの無理じゃないですか。無理だから、ここにたどり着いてるわけじゃないですか。
ということです。まぁその辺は、職場の雰囲気次第でしょうかね。
3.仲良しの対面を死守せよ
かろうじて自分が一番仲の良い人を探してください。その人の傍に座りましょう。できたら正面が良いです。隣に座ると、その友達が左右どちらのグループに入って会話するかによっては、あなたがグループとグループの狭間に入って孤立してしまう恐れがありますからね。
正面に座っていれば、仲の良い友達が右のグループに入っても、左のグループに入っても自然に対応できます。
4.ムードメーカーについていけ
友達の近くの席がダメなら、ムードメーカーの傍に座りましょう。ムードメーカーの近くには自然と人が集まってきてグループができます。グループの内側に入り込みやすくなるわけです。
ただ、一点注意なのは、ムードメーカー的な人は、突然、席を立ってよその席に旅立ってしまうことがあります。そのタイミングで立ち回りに失敗すると、テーブルの隅に取り残されることになります。
5.一番、盛り下がっているテーブルにいけ
逆張りパターンです。あえて盛り上がっていないグループに入ることで、自分が浮いている状態をカモフラージュしようという後ろ向きな作戦です。
とはいえ、この戦法にはメリットもあって、それは、わりと場の主導権を握りやすいってことなんですね。話し上手な人が多いグループだと、聞き役に徹する形になって存在がフェードアウトしていきがちなんですが、静かな人が多めのメンツだと話しやすいという方もいらしゃるんじゃないでしょうか。
6.紅一点を狙え
男性ばかりのグループに女子1人。あるいは、女子ばかりのグループに男子1人。
これは何が良いかというと、唯一の異性というポジションを得ることで、そのテーブル内でのあなたの存在意義が高まるということです。
あと、このパターンが素晴らしいのは、話の内容があまり分からなくても「えっそうなんだ」「なんでそう思ったの?」と素朴に質問しているだけで、会話がふつうに回っていく点でしょうか。
男性と女性で感覚や価値観の違う点があるので、そのズレが良い意味で、自然と会話を前に進めるエンジンになってくれるんです。それに何より、同性同士でウダウダやるより、純粋に楽しいですよね。
まとめ
飲み会って、実は、事前の人間関係の構築や会話テクニックよりも、自分が座ったテーブルにどんなメンバーが揃うかによって楽しさが大きく左右されるものだったりします。
苦手な人にとっては不安で大変な飲み会ですが、立ち回りを変えるだけで、多少なりとも楽しくなるはずなので、ぜひ勇気を振り絞ってご参加いただければと思います。
仕事のフリして逃げるのはイクナイ(・A・)