iPhoneに勝ちたいなら、国産スマホはケースを充実させなさい。
存在感薄い国産スマホ、総撤退の危機 iPhoneだらけの日本はいま… (1/6ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
もう何度目だというこの手の記事。
上がっていたので、また読んでしまいました。
この手のニュースって、iPhoneがなんで日本でここまで売れるのか不思議。
というトーンで報じられることが多いわけですが、僕はそんなに違和感を感じません。
というのも、iPhoneは世界一の企業が販売する世界一のスマートフォンだからです。
トヨタの車が世界で売れているのと同じ理屈じゃないですかね。
その道で、一番規模のデカイ会社(メジャーな会社)がリリースする機種を買いたい。
これって、マジョリティな価値観ですよね。
ましてや価格が、他社の最新機種と比べて特別高いわけでもないのですから、
そりゃ、こだわりのない人の多くはiPhoneを選ぶでしょう。
富士通やソニーのような、メーカーの製品を好き好んで買う人は、よほどこだわりのある人です。
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さて、今回はここからが本題。
あともう一つ、国産スマホのメーカーが見落としている
重要なポイントがあります。
それは、スマホケースです。
スマホケースの充実度合が、iPhoneだけ、抜きん出て多いんです。
そりゃiPhoneは売れてるから、ケースを販売したいと思う企業が多くて、結果的にスマホケースの種類が多いのは仕方ない??
でも、それが仕方ないってことなら、まだまだスマホはiPhoneの一強が続くでしょうね。
iPhoneにオシャレなイメージがあるのは、元々のフォルムのセンスの良さもあるでしょうが、僕は、スマホケースでカスタムできる部分も含めての「オシャレ」だと思っています。
雑貨屋さんにいくと、オシャレなスマホケースがたくさん売られています。
行くところに行けば、クリエイターさんが手作りするような一点もののスマホケースだってある。
いまどき、テーマパークのような場所でも、お土産としてスマホケースが販売されるのが当たり前になっています。
でも、そのほとんどはiPhone向けです。
頑張って機種を開発しているメーカーの人にしてみれば実に馬鹿げた事のようですが、ケースを自由に付け替えて気分を変えられるというのは、スマホの大切な機能の一部です。
iPhoneの画素数は800万画素しかなくて、国産の何とかって機種が1600万画素で2倍だぞ!って威張っている場合じゃありません。
その理屈で言えば、iPhoneのスマホケースの種類の多さは、他の機種に比べて2倍どころか、下手すりゃ数百倍はあるでしょう。
通信各社はこぞって、「つながりやすさ」という「インフラ」を強調していますよね。
それと同じようにiPhoneには、iPhone独自の「豊富なスマホケース」という「裏のインフラ」が整っていることを忘れてはいけないと思うのです。
機体の性能やデザインで勝つことも大事ですが、国産メーカー各社は、もうちょっとスマホを使った生活全体に目を配って、販売戦略を考えた方が良いんじゃないでしょうか。
iPhoneが売れているのは、決して、オシャレな旗艦ショップや洗練された広告、CEOのかっこいいスピーチといった、イメージ先行のブランディングだけが要因ではありません。
今回話題にしたスマホケースのような、地に足着いた「実利」もあるからこそ、iPhoneは、こんなにも多くの人に選ばれているのだと思うのです。