婚活サイトが、ついに非モテを見放したらしい。
あいかわらず結婚ネタは人気だし、僕もついつい読んでしまいます。
ただ、このエントリーに出ていた色んな図表を見ていると、やっぱり結婚するには、いまの人の経済状況って相当にきびしいようで。
僕は仕事柄、いろんな仕事の年収例をお聞きすることが多いですが、30歳で400万を切るような年収例にお目にかかることは、職種問わずそうそうありません。ってことは、クライアントが提示してくる年収例ってのは、あれはやっぱり嘘なんですかね。実はみんな300~350万円くらいでこき使われているということなのでしょうか。そうでなければ、説明がつきません。
さて、お金のはなしよりも、今日言いたいのはこれです。
というより、見せたいのはこれです。
このバナー広告。
これ。僕が貼ってる広告じゃないですよ。
よそのサイトを見ていたときに表示された広告画像を
そのまま張り付けただけです。
最初見たときは、「なんだ、また婚活サイトのバナーか、バカにしやがって」とか思っていたのですが、キャッチコピーを見た瞬間、?????????!となりましたね。食べていたうどんを吹き出しそうになりました。
“別れたから結婚できました。(32歳/会社員)”
って、おいおい。
これじゃもう出会い系サイトと同じじゃないですか。
別れたってことは、そもそも付き合えてるじゃん。
婚活サイトなんか使わず、またフツーに相手見つけて付き合えばいいじゃん。
というのもあるし、前の人と別れたから新しい出会いに恵まれて、そのおかげで結婚できました、という、別れたことを肯定させるようなロジックになっているのがゲスいですね。
実態はどうあれ建前としては、男性と女性の縁を取り持つビジネスをなさっているわけなのだから、安易に「別れる」というワードを使っちゃうのはとても微妙です。
まぁたしかに、適齢期をすぎていまだに異性に縁がないような人たちを相手にするより、すでに付き合えている人や結婚経験のある人を相手にしたほうが効率的ですからねー。
やっぱり、色んな企業が参入して競争が激化していくなかで、さらに売上を伸ばしていくためには、まだ婚活サイトの手垢のついていない、フレッシュな会員を獲得する必要があるんでしょうね。売れ残りの既存会員だらけになると、サービス自体が死滅してしまうというのもありますし。
いろいろ批判しましたが、そんな風に考えると、新規会員獲得の次の一手としては、案外、うまい広告なのかもしれません。
ただまぁ、非モテ最後の砦であった「ま、最悪、婚活サイトつかえば結婚できるっしょ」という甘い考えは、これから先、通用しなくなってくるのかなぁと思いました。