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オトナの男同士が、二人きりで遊ぶのは変なことなのか。

男二人の観光キャンペーンは性的マイノリティ支援なのか?

この話題、横目でフーンと思いながら見ていました。

男の二人旅を表現したポスターが、性的マイノリティ支援だと考える人がいるそうな。

 

まぁ広告の受け取り方は個人の自由なので、性的マイノリティ云々と解釈する人がいるのは、それはそれでいいと思います。

 

僕が気になったのは、広告とは離れますが、世の中的に「男同士が仲良し=ゲイ」みたいな感覚が、広がりつつあることへの違和感と言いますか。めんどくさいなという感覚があります。

 

広がるというと大げさかもしれません。

ただ、男同士が愛し合うなんてこと、夢にも思っていなかった時代の人たちは、大人の男が二人で遊びにいくのを見ても、何も感じなかったはずなんですよ。せいぜい「あの人たち彼女の一人くらい、いないのかしら」くらいのもんだったろうなと思います。

 

でも、いまはゲイの存在をみんな知っています。昔は「あのひとたち彼女いないのね」という哀れみ一択だったところに、「あの人たちひょっとして…」という二つ目の可能性を想定されてしまうわけなんですよね。これが非常にめんどくさい。

 

女性が2人で遊んでいてもレズだと言う人は少ないけれど、男性が2人で遊んでいるとゲイだと言う人はけっこういると感じます(本気で言っているかどうかは別にして)。

 

直接マイノリティの人たちに言葉をぶつけていなくても、たとえジョークだとしても、そういう言葉を平然と言い放つ人がいることに、なんだかなぁとモヤモヤしてしまいます。

 

まぁLGBTへの考え方や価値観が浸透することの過程に、こうした反応が出てくるのは、仕方がないことなのかもしれません。日本よりは多少は理解が進んでいそうなアメリカのテレビドラマでも、LGBTをネタにしたジョークが出てきたりしますから。

 

先日M-1で優勝したトレンディエンジェルは「ハゲ」をネタに笑いをとっていましたが、ある属性が世間一般に浸透するということは、そういうことなのかもしれません(タブーではなくなる代わりに、ネタにされる頻度も高くなってしまうという意味で)。

 

LGBTが受け入れられる社会というのは、これまで異性愛があたりまえだった世界の常識が通用しなくなるということです。

 

右利きの人と左利きの人がいるように、新しい世界では異性愛者のぼくも、ときには「自分は女性(異性)が好きです」ということを、あえて公言する必要があるのでしょう。

 

ゲイバーなどにいくと、ノンケかどうかを確認されることがありますが、今後は、日常の世界でそれに近いことが、ときどき起こるのかもしれませんね。

 

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「月に何度か風俗に行っている」ということにしている。あぁ悲しき男性社会。

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