飲み会の幹事を新人に任せると、社会の迷惑になる。
知り合いと飲みにいっているときに、ちょっと話したこと。
送別会の多い2月、3月の時期って飲食店は大変だよねーっていう話をしました。
なぜかと言うと、新人に幹事をやらせる企業が大繁殖して、ドタキャンがあちこちで発生しまくるからです。はっきり言って、新人が幹事をやると社会の迷惑になるのでやめるべきだと思います。
なぜかと言うと、だいたいこんな流れになるから。
⇒新人が飲み会の幹事になる
⇒箱をおさえる(参加人数別に、数件予約する)
⇒参加者を募る
⇒みんな返事を先延ばしにする
⇒ギリギリで人数決定
⇒1件を除いて、他すべてを直前キャンセル
⇒飲み会当日
⇒急きょ不参加になる輩が出る、遅刻者が多いせいで遅れてスタート
⇒当初の予定より少ない人数で利用
⇒選ばれた店も含めてみんな損
赤文字で書いた部分がポイントです。
ひとつづつ説明していきます。
①箱をおさえる(参加人数別に、数件予約する)
これが起こる原因は、是が非でも箱を押さえなければならない。押さえられなければ死ぬ!と新人君が必死になって飲み屋の予約をとることで発生します。
先輩たちに粗相のないようにしなければ!!店が取れませんでしたなんて言ったら、評価が下がる!!!という恐れ。気遣い。プレッシャー。使命感が無駄な空予約をさせてしまいます。
②みんな返事を先延ばしにする
実は、会社の飲み会が心の底から大好きな人は少数派。みんな恋人や友達、あるいは仲のいい同僚と集まって小規模で飲みにくのが気楽で楽しいと思っています。
なので、何かおいしいイベントが入ったら、会社の飲み会をキャンセルしようと腹の底では思っています。そんな事情からギリギリになるまで、みんな返事をしようとしません。
それに、不参加を表明していたとしても、当日に1人や2人なら増えても大丈夫だろうと思っているフシもあります。
③急きょ不参加になる輩が出る、遅刻者が多いせいで遅れてスタート
②に近いですけど、急きょ予定が入ったのでやっぱり行きたくないというパターンですね。あるいは金曜なので疲れたから早く帰りたいんだよもん、という人も現れます。人数が多いと必ず出ますね。こういう人。
そうでなくとも、大勢での飲み会はやむをえない事情で来れない人も出ますからね。仕事が終わらない、取引先からクレームが入った等々。
あと、仲の良い人が仕事を終えるのを待っていて、飲み会に遅刻する人もいます。約束の時間になってからオフィスを出る人もいます。その時点でもう遅刻なんですけどねぇ。
*
とまぁこんな感じです。
いやいや、こんなの新人が幹事じゃなくても出るだろう。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぼくはそうでもないと思っています。
ここから居酒屋キャンセル問題に対するぼくなりの解決策を書きますが、これで丸く収まるんじゃないかなと思います。
偉いさんこそ、幹事をやれ
組織のことはよくわかりませんが、とりあえず偉い人が幹事をやれば万事解決です。部長さんとか。おそらく劇的に変わると思います。
そもそも、最初にあげた問題の数々は、先輩たちが、「新人の言うことは聞かなくても大丈夫」「返事が遅くても大丈夫」と舐めていることに起因します。
部長が幹事となれば話は超スムーズです。
⇒全体広報(いついつに飲み会やるぞー、全員参加な!)
⇒店を押さえる(1件だけ)
⇒飲み会当日
⇒時間通りに全員集合!
⇒滞りなく飲み会が終わる
⇒こうして世界は平和になった
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いやぁ素晴らしい。
ドタキャンは見事に減りました。
空予約をする幹事が減ることで、予約事態も取りやすくなります。
いいことずくめです。
ただ一つ問題があるとすれば、このあと、
⇒飲み会への強制参加のパワハラで、部長が訴えられた
という、協調性のない人によるバッシングに合ってしまうおそれがあることですかね。
まぁ本当の解決策は、飲み会をキレイさっぱり止めちゃうことなのかもしれません。 あと強制参加させるなら、費用は会社が出すべきですね。これは最低ライン。
いまどき気の合う人とはSNSでつながっているから、会社を去っても会う人は会うし、会わない人は一生会いません。
果たして、送別の飲み会にいかほどの意義があるのでしょうかね。
社内で花束を渡して一言いただけば、別れの儀式としては完結しているようにも思います。
こら、そこ!
花束も無駄とか悲しいことを言うんじゃない。