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ブラック企業についての記事、まとめ13本。

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仕事や転職などについての記事を書く中で、ブラック企業に関わる記事が増えてきたので、ここらでひとまとめにしたものを作っておこうと思います。

 

新しい記事が増えたら、順次更新していく予定です。

見栄っ張り社員が、ブラック企業化を加速させる。

 

リライトしているので日付は変わっていますが、記念すべきブログの初エントリーです。 一部の優秀者が俗人的な要因により突き抜けた結果を出すことで、社員全員に対する会社からの要求水準があがってしまい、結果、ブラック企業化していくというお話。

 

存続する企業は、ゆるやかに効率化がなされ成長していくものですが、優秀者によってそれが急激に起こると、普通の人はついていけないんですよね。会社に悪意がなくても、社員同士の競争によってブラック企業化することはありえるのです。

 

 

ブラック企業風の求人広告は、どうやって生まれるか

いかにもブラック企業風味な求人広告。

それはどんな経緯でどんな発想で世に送り出されるのでしょうか。求人広告のライター経験を活かして、とある企業の新卒求人広告を例に挙げて解説してみました。

 

記事を書いた当時に広告に登場していた先輩社員が、2年後にも全員退職せずに活躍していることが分かり、最近の日本エスリードには、むしろホワイト企業の風格すら漂いはじめています。

 

 

ぶっちゃけワタミは、いい居酒屋だよ。

働く側にとってブラック企業の存在は危機です。ただ、世の中に存在して広くそのサービスが受け入れられているということは、利用者にとっては優良企業でもあるという側面も持ちます。

 

案外そういう企業多いですよね。ユニクロとかすき家とか。アパレルのクロスカンパニーなんかもそう。高いパフォーマンスとひきかえに、過重労働が発生してしまうケースが後を絶ちません。

 

 

ブラック企業ではなく、ブラック職種。

企業の運営の巧拙によってブラック化したりホワイト化したりする仕事はたくさんあります。ですが、その多くがブラック化してしまう、根っからのブラック職種というものもあるのではないでしょうか。

 

コールセンターは一部をのぞき、離職率がむちゃくちゃ高いです。常に求人をかけ続けているような状況。自社運営じゃなくて派遣を大量に入れているようなところは、やっぱり離職率が高くなっちゃうんじゃないでしょうか。複数の派遣会社が入ることで、職場の人間関係も複雑に(ある意味では希薄にも)なりますしね。

 

 

食の偽装は叩かれるのに、職の偽装は放置されている。 

嘘ばかり書かれた求人広告。こうした広告が世に出回ってしまうには、大きくわけて3つの原因があるんですね。1つは採用を取り巻く外部環境。2つ目はクライアント側の問題。3つ目は求人広告を取り扱う側の問題。

 

嘘の求人に対するペナルティがほとんどないために、まじめに求人をしようとする正直な企業がバカを見る制度になってしまっているのが現状です。

 

自らの生き残りのためにやらざるを得ない側面もあるので、求人広告の作り手としては悔しくもあります。同様にこうした現状に悔しい思いを持つ優良企業もあることを、みなさんにはぜひ知っておいていただきたく思います。

 

 

厳しさの向こう側に希望があるなら、ブラック企業にはならない。

王将の厳しい研修についてのお話。ネットではブラック企業の研修だと話題になってしまいましたが、不思議とぼくは抵抗なく見れました。理由は、王将が流行っているから。

 

流行っている店ならば、独立の夢を持つことができます。厳しさを修行と捉えることができます。厳しさが永遠に続いて、出口が見えないときに、人はその企業をブラック企業だと感じてしまうのだろうと思いますね。

 

現にワタミも、業績絶好調だった頃は、いまほど表立って叩かれていませんでした。

 

 

ブラック企業が増えると、消費者は幸せになる。 

日本は不思議な国です。働くときは、クレーマーですら神様で、サービス残業もモリモリやるしで最悪なのですが、ひとたび消費する側にまわると、それらのブラック労働によって生み出される価値を思う存分享受できちゃうんですよね。

 

だからこそ、日本のおもてなしはすごいし、買い物も楽しいし、飯も安くてうまいし、と外国人から大人気になるのでしょう。彼らは日本にきて一方的に消費するだけですから。

 

富裕層との格差を感じるのも、彼らが一方的に消費する立場にいるからなのかもしれません。

 

 

みんなで一斉にやめなければ、残業はなくならない。

サービス残業が増える背景には、会社がそれを強要するだけでなく、働く側が率先して残業しているという点も大きく影響しています。

 

たとえば、1日4時間働く孫正義と、1日8時間働く孫正義がいたら、8時間働く孫正義のほうが、少なくとも短期的には大きな成果をあげることになると思うんですよね。

 

能力や労働の質も大事ですが、取り組む時間が結果に与える影響はやはり無視できません。みんなで一斉に「残業やーめた」とできれば良いのでしょうが、社員同士が競い合うなかで囚人のジレンマ的に、お互いに残業し合う選択がなされてしまうのでしょう。

 

 

ブラック企業は求人広告会社にとって、超優良顧客。

人がすぐ辞めるので常に求人ニーズがあり、不人気なので分不相応な大スペースの広告出稿をしてくれ、せっかく採用しても人が定着しないので、また求人ニーズが発生する。

 

ブラック企業はまさに、高単価×高頻度でご利用いただける上顧客です。でも、その弊害で求人広告そのものの信頼度が低下しています。

 

結果的に、後発の求人サービスにシェアを奪われ、マーケットの縮小を招く結果になってしまっているのです。

 

 

ブラック企業の職歴は、適度に間引いて記載しよう。

その人に何の非もなくても、ブラック企業に1回、2回連続であたってしまうと、客観的な見え方としては、「短い期間で会社を転々としている人」という認識を持たれてしまいます。

 

とっても損だし、ますます正常な企業への入社が難しくなる悪循環です。企業で採用に関わる方には、転職回数の多さにはやむ負えない事情があることを、ぜひ知っていただきたいですね。

 

ただまぁ、企業の方によっては、ブラック企業を見抜けない時点で世間を知らなさすぎだし地頭が悪いと判断する方もいらっしゃるようですが…。

 

 

コールセンターは、下っ端ほど搾取されている。

ブラック企業と一口に言っても、その業界によって状況は異なります。

 

メディアを通じて批判されることが多い飲食業界よりも、実はコールセンター業界の方がブラックな側面を持っているのではないかと考えてみたのが、こちらの記事になります。

 

飲食店でブラック労働に従事するのは多くの場合正社員ですが、コールセンターは派遣社員が中心です。正社員と派遣社員の経歴の差は、転職のしやすさにも関わってきますので、現状打破し辛いぶん、コールセンターの方が質が悪いのではないかと考えました。

 

 

すべての社員は、その人が無能になるまで目標UPさせ続けられる。

ピーターの法則というのがあります。それは人間は能力の極限まで出世するから、誰もが最後には無能な人間になってしまうというもの。

 

しかし、現代社会はどちらかと言うと、「その人が無能になるまで(達成できなくなるまで)目標UPさせ続けられる」が、よりニュアンス的に近いのだろうと思います。

 

会社が各個人に対して設定する目標についての不条理さ、とりわけ年度末の追い込みについて考えてみた記事です。

 

 

給与が安くても納得して働ける職場がある

「安い給料でこき使って」という言い回しがあります。

でも中には、安い給与でもいいから働きたいと人が集まってくる環境もあるのではないか。給与が安くても納得して働ける環境があるとすれば、それはむしろブラック企業ではなく優良企業なのではないか。

帝国ホテルのアルバイト募集を例に、そんなことをお伝えしている記事です。

 

 

ブラック企業問題は、求人(人材)に関わる人間にとって永遠のテーマ。

ブラック企業は、ときには誰かの人生をぶち壊してしまうこともある深刻な社会問題です。求人広告のライターとしての仕事は、間接的にではありますが、そういったブラック企業を幇助することにもつながっています。

 

自分一人の力ではいかんともしがたい、ブラック企業に対するモヤモヤした気持ちを自分のなかで消化するためにも、折に触れてお仕事に関する記事の更新も続けていこうと思います(ふだんは全然関係ないことばかり書いていますが)。

 

ではまたの機会に。

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