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食事の仕方で、部下の仕事タイプ(性格)を見抜く。

部下とのランチタイムは、上司にとって得るものが多い時間だ。

 

単純に会話することで信頼関係が築けることも大きいが、食事にはその人物の育ちの良さやメンタル面での癖が出やすい。

 

最近の若者は会社を見限るのが早いので、管理者としては早期に部下のタイプを見抜いて、各人のタイプにあった適切なマネジメントを心掛けたい。

 

今回は好きなものから食べるタイプと嫌いなものから食べて最後に好きなものを残しておくタイプの2つにわけて考えてみた。

 

ある種の占いのようなものだと思って、気楽に読んでもらえたら嬉しい。

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好きなものから食べる人は、メンタルが強く、最大価値を重視して物事を考える

空腹は最高のスパイスだ。いきなり好きなものから食べ始める人は、食事という快楽の最高到達点を重視している。

 

もっとも受け入れ態勢が整った状態。最高に空腹の状態で好きなものを口にする。とんでもなくうまいはずだ。その食事内容から想定しうる、最大値の満足度がここにある。

 

がしかし、好きなものを食べ終えたあとに待つのは消化試合だ。空腹が満たされるにしたがって、食事に向かうテンションは加速度的に低下する。

 

もともと食事は楽しいものだけれど、テンションが一方的に下がっていく状況は体感的に負を感じさせる。時間経過にともない食事はつまらないものになっていく。

 

だが、ここで注意しておきたいことがある。好きなものを先に食べる人は、この結果を予期した上で、好きなものから食べることを選択しているのである。好きなものから食べる人たちの優れた点はここだろう。

 

彼らにとって、好きなものを食べきった後の展開を想定することは、好きなものを食べている最中の感情に対してネガティブに作用することはない。目の前の好きなものに集中できる強いメンタルや集中力があるのだ。

 

 

嫌いなものから食べる人は、努力家で、ものごとを俯瞰的に捉える傾向がある

まずは、たいして好きでもないものから箸をつけていく。好きなものは最後だ。自分の一番好きな味で食事を締めくくるのが、このタイプの人間にとって至福なのである。

 

空腹度が下がるにつれて、しかし口にするものはどんどん好きなものになっていく。食事に対して常に一定以上のモチベーションをキープできるのが利点だ。

 

好きなものを目がけてひた走る。後顧の憂いなく噛みしめる最後のひと口は、空腹時のひと口目に勝るとも劣らない喜びに満ちている。

 

このタイプの人にとって、食事のペース配分はとても神聖なものだ。あえて空腹のスパイスを排することで、そのメニューの真のポテンシャルが確認できるとすら考えている。

 

一品一品のメニューという「木」を見るのではなく、食事という「森」全体を見ることを重視している。物事を俯瞰的に捉え、食事を一つのストーリーと考えている。彼らは最後に好物をほおばるハッピーエンドが大好きなのだ。

 

好きなものを最後に残すことで、食事に対する自らのモチベーションをコントロールしようと試みている点も優れている。セルマネジメントが得意な傾向がありそうだ。

 

だが一方で、自らインセンティブを用意してお膳立てするくらい状況を整えなければ頑張ることができない体質だとも考えられる。メンタルの弱さを孕んでいるやもしれない。

 

 

好きなものを残しておいて最後に食べる人は、ジョークも含めてだが、総じてバカにされがちではないだろうか。女々しいと言われることがないだろうか。ハングリー精神が足りない競争意識が低いなどと揶揄されることはないだろうか。

 

何かの折にそんなことを考えていたときに、上述した内容を思いついた。

 

ちなみに、バランスよく食べる人は両者の中間の性格であり、おそらく当てはまる人が最も多いだろう。ぼくも後者よりのバランス派に属している。

 

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そういえば、たまにカレーのルーが足りなくなって店に文句を言う人がいる。

 

だがぼくに言わせればルーが少ないことはカレーが席に運ばれてきた時点で明白であり、状況に対応するフレキシブルさと計画性の有無の問題でしかない。

 

(あー、そんなペース配分じゃルーが途中で足りなくなるぞ…。ほーら。それみたことか)

 

後輩のプレートには、まだ三分の一くらい白飯が残った状態になっている。

 

「すいませーん」

 

すると後輩が店員を呼び止めた。

 

「ちょっとだけで良いんでルーを足してもらえませんか?(テヘペロ風)」

 

なるほど。自分から見えているものだけが物事の全体像だとは限らない。与えられたものだけで勝負していては、より大きな果実を手にできないというワケだ。これは一本とられたかもしれない。

 

食事から学ぶことは本当に多い。

思わぬ部下の特性を発見するきっかけにもなる。

 

上司が部下に飯をおごるのは、ある意味で授業料と言えなくもない。

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