実演販売って、やっぱり詐欺なの?買ったフライパンを1年使った結果。
世の中には、いわゆる「実演販売」の商品ってありますよね。
あれって実際どうなんでしょう。詐欺なんでしょうか。
今日は、実際に実演販売品を買って、その後どうなったか、について書いてみたいと思います。
- 買ったのは「ストーンバリア」というフライパン。
- 実演販売のうさん臭さ
- 商品の使い心地が、本当によかった
- 買ったのが思い切り日用品だった
- じゃあ「実演販売の商品、最高だぜ!」ってこと?
- 冷静にリサーチしてれば、ストーンバリアは選んでなかった
- 結論:実演販売の商品は詐欺ではないが、結果、割高だった
買ったのは「ストーンバリア」というフライパン。
マツコが絶賛していたフライパン「ストーンバリア」、ほか5点。@2015年に買って良かったモノ - ツイブロ
焦げ付かないフライパン「ストーンバリア」。
「月曜から夜ふかし」というテレビ番組で、実演販売の様子が特集されているのを見て、思わず衝動買い。
買ってから1年と数ヶ月たちました。
実演販売のうさん臭さ
実演販売品のうさん臭さって、
その場の勢いで購入してしまうけど、しばらく経って冷静になるとゴミ化する
ってことではないでしょうか?
あとは、
買った直後は使ったけど、だんだんめんどくさくなって、そのまま放置
というパターン。
結論から言うと、今回のぼくは、そのどちらにも当てはまりませんでした。
いまでも普通に使っています。
それはなぜかと言うと…
商品の使い心地が、本当によかった
これはハッキリ言って、超快適でした。
こげつかない売り文句のとおり、雑に使っても全然こげつきません。もちろん、絶対に焦げないわけではなく、火加減を間違えて下手くそに使えば焦げることはあります。
ただ、焦がしてしまっても、洗えばすぐ落ちます。
こびりついてゴシゴシこするようなことにはなっていません。
くっつきにくいから洗う手間が省けて、後片付けのめんどうさから解放されました。
片付けが楽になると、調理することに対する心理的なハードルが下がります。
料理ってやっている最中はいいけど、後片付けにうんざりしてやらなくなったりするので、この点が一番の値打ちだったように思います。
仕事が早く終わった日に、何か作ろうかな、と気軽に思えるのは、片付けの楽さゆえです。
買ったのが思い切り日用品だった
これ、買ったのがフライパンであったことが大きいです。
果物専用の調理器具やミキサー、ジューサーなど、あまり普段使いしないようなものだと、ホコリを被っていた可能性が高いです。
つまり、実演販売の商品であることが問題なのではなく、使う頻度の低いものを買ってしまうから、後で「何でこんなもの買ってしまったんだろう」と後悔してしまうのですね。
じゃあ「実演販売の商品、最高だぜ!」ってこと?
んなこたない。
ってのがやっぱり結論。
確かに、使い心地が良くて、いまでも快適に使えていますけど、よくよく考えるとこのフライパンって、自分には「オーバースペック」なんじゃないか、と思ってます。
毎日、料理をする人には便利なアイテムかもしれないけど、男の道楽料理しかしない自分にとっては、ちょっと贅沢な遊び道具になってしまっているなぁと。
なぜならストーンバリアは6000円くらいするんです。
フライパンって100円ショップでも買えますからね。
単純に60倍の値段ってこと。フライパン界のベンツです。
冷静にリサーチしてれば、ストーンバリアは選んでなかった
まあ100均の商品と比べるのは極端かもしれませんね。
ではこれならどうでしょう。
ティファール 鍋 フライパン 6点 セット 着脱式取っ手 蓋 付 インジニオ・ネオ キウィ セット6 ガス火・ヒーター専用 4層コート L21790
- 出版社/メーカー: T-fal(ティファール)
- 発売日: 2016/09/01
- メディア: ホーム&キッチン
有名なティファールのフライパンやお鍋のセットが7000円代で買えます(割引価格ですが)。
冷静になって色んな商品を検討してれば、間違いなくこっちを選んでたでしょうね。だってティファールも焦げ付かないって言いますし。
それに何よりブランドだ!
ブランド!!
結論:実演販売の商品は詐欺ではないが、結果、割高だった
実演販売の商品って一点突破なんですよ。
今回のフライパンで言えば「焦げない!!」ってこと。
特定の機能(しかも消費者のお悩みを解決すること)に対して、突き抜けて特化してるから、実演されながら短期決戦でクロージングされると「欲しい!!!」って、なってしまいます。
でも、それは嘘でも詐欺でもなんでもなくて、本当に高機能なんですよ。
高機能ではあるんだけど、他の競合商品と冷静な目で比較検討すると、実は、実演販売品を買うのは相対的に「賢い選択ではない」ことに気づく、という仕組みです。
もし、実演販売に極意のようなものがあるとすれば、それは商品の強み一点突破で、競合商品と比較検討させる隙を与えずに売り切ることなのでしょうね。
…と、ここまで冷静に自己分析できているにも関わらず、
このあいだテレビで見た、同シリーズのストーンバリアの包丁も欲しくなっている自分に恐怖しています。
実演販売には、ふしぎな魅力があるから困ります。