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新卒のインターンシップは、(ごく一部の能力の低い)学生を疲弊させる、というだけのこと。

採用直結のインターン認めず 有識者会議「学業の妨げ」 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

学生が企業で就業体験をするインターンシップのあり方を検討してきた文部科学省などの有識者会議は17日、企業の採用活動に直結するインターンは認めないとする結論をまとめた。人材不足に悩む企業が、インターンを通じた採用の解禁を求めていたが、就職活動の早期化につながり、学業の妨げになると判断した。

 

たまには採用についてズバリ言うわよ。

有識者会議で、採用に直結するインターンを認めない方針が決まったそうだ。

 

無駄なこと話し合ってんなぁ、と思う。

採用直結のインターンが氾濫しても、学生には何のデメリットもないというのに。

インターンに参加しなくても、就活に支障はない

 そもそも、企業は何のためにインターンをやっているか。

  • 3月1日からだと目標人数を採用しきれないので、前倒しで活動できるインターン採用をしている。
  • より優秀な学生を採用するため(優秀な学生は就活に対する意識が高いはず、と考えられており、前倒しで活動を行っている)

 

お分かりいただけただろうか。

企業は採用したいからインターンをやっているだけだ(中には学生に就業体験させる社会貢献のために実施している高潔な企業もあるが)。

決して、学生をいじめたいわけでも、学生に苦労させたいわけでも何でもない。

 

どちらかというと「学生様に向けて、自社のPRをさせていただけましたら幸甚です」くらいの低姿勢なトーンで実施されていることが多い。

 

企業はできる学生が欲しい。欲しくて欲しくてたまらない。

つまり、一定以上のレベルの人材であれば、インターン時期に来ようが3月以降にエントリーしてこようが、そいつは採用されるということだ。

 

その反面、ダメなやつはインターンをどれだけ頑張っても、どこからもお声はかからない。

 

インターンは、(ごく一部の能力の低い)学生の学業の邪魔になる、というだけのこと

いま就活戦線ではこんな状況になっている。

ツールがなくてペイントで描いたから汚いけど、まぁ読めると思う。

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ご覧いただければ一目瞭然。

インターンシップは誰にとって得で、誰にとって損な制度か、お分かりいただけると思う。

 

もともと内定可能性のある能力の高い学生にとっては、インターンはプラスにはなれど、マイナスには働かないということだ。

 

一部の空回りした学生、俗に言う「意識高い系(笑)」の学生がえらい目にあうだけで、全体最適としては極めて、恩恵の大きな制度だと言える。

 

 

だいたい、学業に専念したい人は、今でもインターンなどガン無視しているし、それで困ってもいない

理系学生は実験だレポートだと忙しい。

彼らは文系学生に比べると、数分の1くらいの数しかインターンに参加しない。

でも、理系学生は(学部・専攻により差はあるが)企業に引っ張りだこだから、就活をいつ始めようが特に問題はない。おおむね、サクッと就業先は決まる傾向にある。

 

なかなか決まらない学生もなかにはいるが、それはインターンが原因ではなく、本人の社会性が著しく低いか(就活をあまりにしなさすぎるヤツもここに含む)、単純な能力不足か、どちらかが原因だろう。インターンのせいじゃない。

 

文系学生の場合は、余暇の時間がインターンシップに置き換わるだけの話。

だとすれば、これは成長の観点で確実にプラスになる。

二度寝、三度寝してダラダラ生活するくらいなら、その時間、企業で何かやっているほうが社会性は確実に身に付くからだ。

 

むしろ、インターン抑制の狙いは、学生の経済事情にあるのでは?

本当はこっちじゃないの?と言いたい。

最近の学生は、仕送りが減っているので、かなり本気でアルバイトしている子も多い。

 

インターンが激化すると、バイトする時間がなくなる。

頼みの綱の奨学金も悪質なローン化しているご時世、それだと大学にいけなくなる学生が増えてしまい⇒大学が困る⇒経団連・文科省なんとかせい!ってことではないのか。

 

フェイスブックはインターン生に約90万円の報酬を払うそうだが、そんな太っ腹な企業は日本にほとんどなく、インターンシップの多くは無給である。

 

インターンに積極参加しようとすれば、バイトを長期間休むわけにもいかず、学生は働けなくなり困窮するのだ。

 

 

もしもインターンが悪だとするならば、

その問題は、学業にあらず。

学生の経済事情にこそ問題の根は蔓延っているのだ。

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