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佐川急便のひとが、全員クロネコヤマトに転職したら、物流業界のパンク状態が緩和されるかもしれない。

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荷物を受け取るぼくも辛い。

しかし、宅配してくれる佐川のスタッフの方は、おそらくもっと辛いだろう。

 

日時指定のない郵便物が平日の昼間宅配された。

仕事に出ていたぼくは、受け取ることができなかった。

ポストに入っていたご不在連絡票に書かれた追跡ナンバーを使って、休日に再配達の依頼をかけた。

 

荷物が届くであろう休日。

荷物が予定どおりに配達開始しているか確認するために、追跡画面に入った。

そして、配達履歴を見て愕然とした。

 

ぼくは週の半ばに再配達の依頼をかけたはずだが、その日以降、毎日、荷物を持ち出しては持ち戻りしている。

 

どういうことだ。

受け取り指定は週末だが、運よく家族のだれかが在宅していたらラッキー!とでも考えたのか。

んなわけあるか。ぼくの住んでいるマンションは、とてもじゃないが家族で住めるような物件ではない。

確かめたわけではないが、単身世帯率100%と言っても遠からずだろう。

 

狭いワンルームであるし、築年数も古い。

専業主婦がいるくらいゆとりのある世帯なら、もっとマシな部屋に住むだろう。

子育てが無理ゲーであることは言わずもがなだ。

 

そんな物件であるからして、不在は誰の目にも明らかであるのに、配達員は、毎日、宅配と持ち戻りを繰り返している(世の中には平日に休みの仕事もあるが、比較的街中の物件なのでオフィスワーカーの可能性は高いと予測できるはずだ)。

 

このようにユーザーの与り知らぬところで、ヘイトが蓄積されていっている。

怒った佐川のドライバーが荷物をぶん投げる動画が記憶に新しいが、無理からぬことだ。

 

一方、ライバルのクロネコヤマトも増える荷量に人員が追いつかず、厳しい状況が依然続いている。

しかし、クロネコヤマトには、まだ「効率的にやろう」という意思の光が見える。

 

クロネコヤマトの場合は、荷物が出荷されたらLINEにお知らせが入り、宅配時間や曜日を変更することができる。

万が一受け取れなくても再配達指定をすれば、その日にピンポイントで配達をしてもらえる。

 

個人的な体感値だが、佐川急便の荷物は1発で受け取れる確率が10%未満であるのに対し、クロネコヤマトの荷物は99%の確率で1度で荷物を受け取ることができている。

 

いちユーザーのぼくから見えている世界が、その全てでないことは承知の上だが、どちらが生産性が高い動きをできているかは明らかだろう。

 

佐川急便の従業員数は2017年3月時点で「47,597人」らしい。

この5万人近い、非効率的な働き方を強いられている人たちが、全員クロネコヤマトで働くだけでも、物流業界の生産性は劇的に向上するのではないだろうか。

 

いくつかの求人サイトを見たところ、クロネコヤマトはドライバーを大量募集している。

佐川は法人向けの営業職など、ドライバー以外の採用に力を入れているように見える。

 

自前の物流すら満足に効率化できていない佐川が、企業向けに物流ソリューションを掲げてCMなども流している現状に、ぼくは失望しか感じない。

 

佐川急便はまず、自社のいけてない荷物管理システムをソリューションするところから、始めるべきではないだろうか。働く人たちのためにも。

 

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