ラーメンの注文すら、まともにできないオジサン会社員は大丈夫なのか。
昼。ラーメン屋。
僕がいくと、なぜか変な客に恵まれるんだよなぁ。今日もそうでした。
50歳くらいかな。
コッテリ脂ののったワイシャツ姿のオジサンがいました。
オジサンはラーメンが運ばれてくると、ふつうに食べ始めたのですが、途中で店員さんを呼んでキツめの口調でこういうんですね。
「これって××××ラーメンじゃないの? いつもと具が違わない??」
その店は、具材の違った似たような名前のラーメンがいくつかあって紛らわしいのです。
(あちゃー、オーダーミスかぁ)なんて、最初、僕は思ったのですが、店員さんがオジサンから預かった食券を見せて、オジサンの注文がそもそも間違っていたことを指摘します。
そこからのオジサンの反応が何というか。
残念すぎて、がっかりですよ。
「ん? あぁそう…」
おー。おー。
オジサン、それだけか。
ごめんね、勘違いだったわー。
の一言くらい言えないもんかねぇ。
見た感じ、役職のあるような雰囲気でもないし、こういう人って会社でどういう立場でどんな風に仕事してるんだろう、と心配になりました。たとえば、何かミスしたときは、どうするんだろうねぇ。
ただまぁ、僕がこのオジサンは致命的に仕事のできない人なんだろうなぁと思ったのは、謝るかどうかではなく、自分の注文間違いに気づかなかった点にあるんですよね。
「いつもと具が違わない??」
と言っていたことから、何度もこの店で同じラーメンを注文していることが伺えます。
だとすれば、食券機で値段の違いに気づくはずだし、いつもとボタンの押す位置が違うことにも違和感を感じるはずだし、おつりの額が違うことにも気づくはずなんですよ。
なんなら今回間違って注文したのは金額3ケタだが、いつも注文してると主張しているラーメンは値段4ケタなんですが…。
少なくとも3回は、間違って食券を購入していることに気が付くチャンスがあったはずなんですよ。このオジサンには。
でも気づかないんです。
で、店員さんを呼びつけてガツン!とクレーム入れて、自分が間違っていても謝りません。
もうね。ありえない。
たかがラーメンでそこまで言うのはおかしいんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、けっきょくのところ地頭ってそういう所に出ると思いませんか。
ふつうの人なら間違って押したことに気づいて店員さんに声をかけるか、めんどくさいからそのまま食べるかするんじゃないですかね。
こんなオジサンの下で働く若い子は、本当に可哀想だと思います。
というか、いったいこんなオジサンを雇っていられる余裕のある会社って、どんな会社なんでしょうね。
少なくとも僕の周りにはいないし、いたとしても不可視の力によってどこかに消されてしまいます…(´・ω・`)