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ドラマの魅力は、4話の竹野内豊が全部言ってくれた:義母と娘のブルース感想(2~4話)

たまたま1話を観てなんとなく感想を書いてから、数週間。

綾瀬はるかのドラマ、義母と娘のブルースがクッソ面白かった。(1話感想)

 

もう感想は書かずにおとなしく鑑賞してようと思いましたが、あまりに内容が素敵すぎたのでまた書きます。

 

言いたいことは、4話の竹野内豊が全部言ってくれた

義母と娘のブルースで、亜希子さんの魅力を集約した一言を、4話の竹野内豊が言ってくれました。

 

終盤に、二人が帰りながら手をつなぐシーンです。

義母と娘のブルース:手をつなぐ亜希子と良一

多少省略した会話ですが、書きますね↓

 

手をつなぐときに、右手と左手を間違った亜希子に対して良一が、、、

 

良一:「亜希子さんて、けっこう信じられないような勘違いしますよね?」

亜希子:「良一さんは、意外と人が悪いですよね。そのようなときに基本的に止めてくださいませんよね。」

良一:「見てたくなっちゃうんですよね。この人、このあとどうするのかなぁって。

 

これな。

女性は「はぁ??」って思うかもしれませんが、いわゆる「不思議ちゃんキャラ」がモテる理由の半分くらいはこれかもしれない。

良いなと思ってる女性がいたとして、その人に軽く振り回されてる感じが、男性にはとっても幸福に感じられるのだ。

 

ただし、それには条件があって、、、

 

嘘が苦手な誠実な亜希子さん

実直で勤勉で誠実。

娘(みゆきちゃん)に対して、偽装結婚の弁明をすることになったときも、ママ友から結婚生活について尋ねられたときも、亜希子さんは決して「嘘」を言わないんですね。

会話テクで嘘を言わないように乗り切るんです。直接的に否定しないようにして。

 

不動産屋のオバちゃん相手にも、最後にはマンションを買う気がないことを正直に伝えて、物件販売に協力していました。

 

誠実な人柄であることが、しっかり視聴者に伝わっているからこそ、視聴側は、悪意のない亜希子さんのハチャメチャな行動を、安心しながらハラハラして見てられるんです。

 

欠点と魅力の黄金比

常識外れなところがある。

空気を読めない。

意地っ張りで負けず嫌い。

でも、誠実で素直。

 

何か間違いがあると、ビシッと90度に腰を折って頭を下げるところもそうだし、一人で運営しようとした運動会がうまくいかなかったときに「PTAはやっぱり必要でした」と真正面から自分の認識違いを認める潔さも素敵です。

 

人間って、ダメなところと同じくらい良いところがあるのが、いちばん魅力的に見えるんじゃないかと思わせられるくらい、人間臭い魅力にあふれたキャラクターに仕上がっています。

 

男子はみんな、亜希子さんを好きになる

こちらはみゆきちゃんとチャンネルの取り合いをする亜希子さん。

義母と娘のブルース:みゆきと亜希子さん

子どもにも小難しいビジネス観点の話を真正面からしてしまう亜希子さんは、ある意味で、子どもと対等に向き合おうとしているようにも思えて好感が持てます。

なんというか、相手を尊重する人柄であることが感じられてホッとするんですよね。

 

これは3話のPTAの話のときも同様です。

建設的な議論をしようとした亜希子さんが、お局PTA委員に邪魔されるのですが、亜希子さんは相手を見下すことはしないんですね。

むしろ同じ目線に降りていって、対抗心を燃やしてしまうというw

 

とっても賢いんだけど、ときどき子どもっぽくなる亜希子さんがチャーミングです。

 

先が気になるストーリーの面白さもちゃんとある

嘘の夫婦が、本当の夫婦になる。

嘘の家族が、本当の家族になる。

その前兆が描かれた4話の展開は素晴らしかったです。

 

ようやく、家族が一つになれたと思われた、まさにその瞬間、その夢が崩れ去る展開も含めて、秀逸な筋書きです。この先を見ずにはいられません。

 

原作を知っている人は驚かないのかもしれませんが、良一の病気について亜希子さんが知っていて結婚したという展開には、多少驚きがありました。(いやまぁ。どっちにしてもありえない設定ではあるんだけども。)

 

ただ、一方でホッとしたのは、良一もまた善人であることがハッキリした点でしょうか。

1話の途中では、良一は善人ぶっているけど、実は亜希子さんを騙しているのか?と勘ぐった瞬間もあったので。

 

5話からは、僕の苦手な鬱展開も多少入ってきそうですが、頑張って視聴したいと思います。

予告の雰囲気では、5話で竹野内豊は退場かな…。

  

時代をうまく捉えた作品だと、つくづく…

亜希子さんの人目を気にせず自分を貫く姿勢が、現代を生きる社畜には眩しくも頼もしく、うらやましく感じます。

 

ドクターXで大門未知子が、パワープレイで我を通すのも爽快でしたが、亜希子さんのように去勢を張りながらも、知恵と意地でそれを貫き通す姿を見るのもいいですね。勇気をもらえます。

 

 

以上で2~4話の総評終わりです。

気が向いたらまた何か書くかもしれません。

 

最後に亜希子さん渾身の土下座をご覧ください。

 社会人一年目の教科書があったら、巻頭カラー間違いなしです。 

義母と娘のブルース:戦国部長、渾身の土下座

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