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「新卒の賞味期限切れ」を狙う、企業の卑劣な作戦にハマってはいけない。

新卒の賞味期限切れ

今年の新卒はすぐ辞めるらしい。

過去最高にすぐ辞めるらしい。

 

売手市場のせいで、簡単に次の仕事が見つかるからだ。

4月に入社してもGWに辞めれば、もう一度、就活できてしまうって凄くないですか?

 

しかし、そんな自由奔放な若者たちに対抗して、ブラック企業たちも策を練っている。

それがなかなか卑劣な作戦なので、若者たちは気を付けた方がいいぜって話をしますね。

 

新卒の見習い期間がぐんぐん伸びている

4月に入社して、いきなり夜遅くまで働かせると、新人はGWに辞めちゃうんですね。

だから、GW前まではぬるま湯の研修期間にしている企業は前から多かったんです。

 

でも、最近はそのぬるま湯期間がぐんぐん伸びており、お盆前までとか、秋までとか、年内とか、新人をお客様扱いする期間がどんどん長くなっているんです。

 

企業は、新卒の賞味期限切れを狙っている

なぜ新人を長期間遊ばしておくかと言えば、それはできるだけ時間かせぎをして、新卒の賞味期限を切れさせるためなんです。

 

冒頭に書きましたが、GW前に辞めた人は、もう一回就活することもできます。

タイミングが良ければ、それなりの企業を受け直すこともできるでしょう。

 

でもそれがお盆前になるとどうでしょう。

秋になったら?

年が明けたら?

 

どんどん就活をやり直すことは難しくなりますよね。

 

辞められない時期になってから、企業が本性を出してくる

「新人は6時に帰りましょう!」と号令をかけつつ、ダラダラと牛歩戦術で粘り抜き、新卒の賞味期限が切れた時期を見計らって、本来のモウレツな働き方を強要してきます。

 

「やべー!ブラック企業だ!」と気付いたときには時すでに遅し。

君は立派な「第二新卒」へとランクダウンしているのだ。

 

騙されないためには、先輩の動きをしっかり観察しよう

毎日、新人だけで集まって、研修を受けて、定時で帰っていると、だんだんその楽チンな生活に体が馴染んできて、難しいことを考えなくなります。

 

それでは企業の思うつぼです。

せっかく会社にいるのだから、先輩の仕事ぶりをしっかり観察しましょう。

 

説明会や面談で聞いたキラキラトークと実際の職場の様子にギャップはありませんか?

先輩の情緒は安定していますか?

異様に疲れた顔をしていませんか?

経営陣が部屋に入ってきた途端、空気が凍りついたりはしていませんか?

 

就活生だったときのことを思い出して、いま一度、企業を厳しい目で観察してください。

違和感を感じるようであれば、すぐにでもその違和感を解消しにいくべきです。

 

一部企業が提唱する「30歳まで新卒扱い」という幻想

ちかごろは30歳まで新卒扱い、などと言っている企業も増えてきましたが、勘違いしてはいけません。

 

29歳まではセーフ!やり直しが効く!

と思っているとしたら、それは甘いです。

 

あれはホワイト企業で「良い経験」を積んだイケてる若手を引き抜きたいから30歳まで新卒と言っているのであって、ブラック企業で何のスキルUPにもならない仕事を3年も4年もタラタラやっていた人をわざわざ採用したりはしません。

 

「30歳まで新卒扱い」と聞くと、一瞬、慈悲深い感じがしますが、実態は、まったく真逆なんです。

他社から生きの良い人材を引っこ抜いてやろうという、血も涙もない人材獲得戦略なんですね、あれは。そこに救いなどありません。

 

辞めるなら、1秒でも早い方がいい

早ければ早いほど、有利な条件でリスタートできます。

売手市場の煽りを受け、企業の採用充足率は絶望的なまでに低いです。

 

夏以降にも採用活動を続ける企業はまだまだあるので、いまから活動してもそれなりの企業に就職することは難しくないはずです。

無名ゆえにエントリーが集まらず、困っている優良企業も少なからずあります。

 

 

とはいえ、自分一人で「ブラック判定」してしまうと、自分自身の思い込みや甘えの可能性が捨てきれないと思うので、現状に違和感を感じるのであれば、まずは身近な信頼できる人に相談してみましょう(できれば複数名)。

 

ブラック企業に搾取される新卒社員さんが、世の中から一人でも少なくなることを願っています。

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