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人事担当者が非通知で連絡してくる、売手市場ならではの理由。

企業から非通知電話がかかってくる理由

少し前に「非通知電話に出ない就活生」といった内容の記事が話題になっていた。

そもそも最近の学生は電話自体が苦手らしい。

と、学生のことはさておき、新卒採用は企業が社運をかけて行うもの。

なのに、その連絡になぜ非通知を使うのか不思議に感じる人も多いと思う。

 

そこで今回は、人事担当者が非通知で電話をかけてくる理由についてまとめてみた。

中には、いまどきの採用活動ならではの意外な事情もあるので、これを読んでいただければ学生のみなさんも非通知の連絡には出た方が良いと思ってもらえるかもしれない。

 

case①:間違えて非通知に設定してしまっていた

電話の設定が非通知になっていることに、かけている側が気づいていないパターン。

とはいえ最初から非通知の設定になっている電話はないので、こんなことはめったにないでしょう。  

 

case②:学生に番号を知らせたくない

学生への連絡は、会社の固定電話から行うのが通常。

しかし、外出先からスマートフォンをつかって連絡を入れる場合、人事担当直通の番号を知られてしまうのは困ると考えて、あえて非通知にしてかけている可能性がある。

 

企業によっては、代表電話から人事担当者へ取次ぎをお願いする際のコミュニケーションの能力も、選考の参考にしていることがあるためだ。

学生に人事担当者直通の番号を知られて、安心して電話をかけてこられると不都合なのである。  

 

case③:あとで折り返し連絡されたくない

その場で学生が電話に出てくれればすぐにでも話したいが、あとから折り返しされても出られないことが確定しているパターン。

 

説明会前など、このあと長時間電話に対応できないことがあらかじめ分かっている際に、「もし、このタイミングで連絡がつけばラッキー」と思って学生に電話をかける際に非通知を使うことがある。

 

あるいは電話をかける時間帯が、就業時刻ギリギリの場合。

企業によっては、定時以降は学生の対応をしないと決めているところも多い。

 

その場合、折り返しのタイミングでは電話に出られないため、あえて非通知でかけている可能性がある。

残業=ブラック企業というレッテルを貼られることに企業も敏感になっているのだ。  

 

case④:プライベートのスマホから連絡している

最近、増えているのがこのケース。

売手市場により、ナビサイトを基点に学生を集客する受け身の手法が通用しなくなったため、人事担当者の多くが各地の合同企業説明会や大学の学内説明会などに積極的に参加するようになった。

 

忙しい担当者ともなれば、週の半分くらいは出張していることもある。

人事担当者は、出張の合間にもノートパソコンでナビサイトを確認しながら、個別、学生への対応を行う。

 

そんなときにプライベートのスマホを使うケースが多いのだ。

というのも、多くの企業は社用のスマートフォンを従業員に貸与しているが、それは営業部門に限る場合が多い。

 

間接部門の事務や人事、総務スタッフにはスマートフォンが貸与されていない。

そんな事情から外出先での急ぎの連絡に、人事担当者はプライベートのスマートフォンを使うことがある。

 

そして、学生にプライベートの番号を教えるのは、倫理的に問題があると考える人もいるし、企業側が禁止しているケースもあるため、人事担当者はしかたなく非通知でかけることになる、というわけだ。

 

売手市場によって、以前なら会社に帰ってからのんびり電話していたところが、「採用したい学生には、その場で即対応!」と対応が敏速になっていることも、この動きに拍車をかけている。  

 

まとめ:学生は非通知の電話にも出たほうが良い

最近は詐欺のような業者も少なくないため、警戒してしまう気持ちもわかる。

だが電話は、こちらから知らない番号にかけた場合にはリスクがあるが、ただ電話を受けるだけなら何のリスクもない。

ましてや今どき非通知でかけてくる勧誘電話はほとんどないので「非通知=何らかの就活関係の連絡」と考えた方が、効率がいい。

人事担当者も忙しいなか連絡をしているので、レスポンスの良い学生の好感度は高くなる。

 

それに電話がかかってくるということは、すなわち吉報(選考通過・内定)であるケースが圧倒的だ。

電話で落ちたことを伝えるのは人事担当者も辛いので、多くの場合はメールを通じて、俗にいうお祈りメールが届く。

 

外出先からの連絡ということであれば、それは少しでも早くあなたに連絡をしておきたかったから、とも受け取れる。

つまりその企業の、あなたに対する重要度が高いのだ。

こういう会社は大事にしておいたほうが良い。

 

もし電話に出るのが不安であれば、非通知を無視するより早めに電話対応の方法を覚えたほうが、圧倒的に内定は近づく。

社会勉強だとポジティブに捉えてトライしてみることをお勧めしたい。

 

まぁ、学生に電話に出ろと言っておきながら、自分たちは言いづらいことをメールで連絡する企業側のスタンスは、ちょっぴりズルいような気もするが…。

そこは就活の不条理とあきらめよう。

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