米倉涼子の新作ドラマ「リーガルV」1話 感想:まさかの米倉涼子は法廷に立たない、意外な展開
待ってました!
米倉涼子の新作ドラマ「リーガルV」。
元弁護士の小鳥遊翔子(米倉涼子)が、弱者のための法律事務所を立ち上げる、という設定です。
米倉涼子の肩だしセクシーショットが、気合入ってますな。
視聴率への執念を感じますw
そして安達祐実が、相変わらずの美魔女すぎるw
と、無駄話はこれくらいにして、内容について。
リーガルV:第一話は痴漢冤罪がテーマ
一流企業「君島化学」に勤める安田(アンジャッシュ児嶋)は、電車から降りたところで、女子大生の三島麻央(山谷花純)に痴漢を告発されてしまいます。
このテーマ選びは、小鳥遊が電車オタクの設定なのとも関係あるんだろうなぁ、なんて思いながら見てました。
痴漢に間違われて線路を走って逃げるサラリーマンが一時期、ニュースで話題になりましたが、痴漢を疑われるとほとんど有罪にされてしまうのが現状のようです。
そんな無罪を勝ち取るのが不可能とも言われている、痴漢冤罪事件の弁護に挑むのが今回の第一話。
不可能にチャレンジという観点は、ドクターXに通じるものがありますね。
(予想外)米倉涼子は法廷に立たない…
ただ、今回のリーガルVが、ドクターXと圧倒的にシチュエーションが異なるのは、米倉演じる小鳥遊は、弁護士資格をはく奪されている設定のため、法廷には立てないんです。
てっきり、「異議あり!」
と、ガッキーの出ていた「リーガルハイ」のような、大仰な法廷バトルを繰り広げるものとばかり思っていたので意外でした。
小鳥遊は、傍聴席から部下の新米弁護士「青山」が相手の検事にやり込められるのを見守ることしかできません…。
これはフラストレーションがたまる……、
ぐぬぬ…
と思っていたら、鉄道マニアの証人として小鳥遊さんが法廷にw
鉄道オタクの設定がここで生きるのねw
そして、意外にもあっさりと、痴漢冤罪裁判は無罪を勝ち取ります。
反証は専門家からすると「これじゃ無罪はとれないよ」なのかもしれませんが、筋を通すという意味ではきちんと説明がされていました。
ははぁ、なるほどなぁと思ったのは、この後の展開。
被害女性は、実はお金で雇われて痴漢をでっちあげていたのですが、小鳥遊は独自調査により、安田の同僚である君島化学の社員によって仕組まれた痴漢冤罪だったことを突き止めていました。
最終的には、そのネタをつかって君島化学に、安田の不当解雇の損害賠償100億円を請求します。
痴漢冤罪を弁護しただけだとさっぱり儲からないところから一転、がっぽり成功報酬も得ることができたのでした。
依頼人ではなく、悪いところからガッポリお金をとるという鼠小僧のやり方。
こういう方向性で、さいごにスッキリ展開にもっていくわけなんですね。
ちょっと意外でしたが、これはこれで面白い。
企業の弱腰な対応が、痴漢冤罪を助長している
本作では、痴漢冤罪の問題について、虚偽の告発をした女性の側を必要以上に攻めませんでした。
この点はさすが上手だなと思いました。
視聴率を考えるとそうあるべきだ、うん。
で、代わりに悪者にされたのは企業の側でした。
ドラマのメッセージとしては、サラリーマンが痴漢冤罪にあったときに、社員の無実を信じずに、会社の保身のために社員をあっさり切り捨てる企業の体質を批判していました。
企業の弱腰の対応が、痴漢冤罪を助長していると言う主張にも思えます。
1話見ただけで判断するには早いですが、エンタメっぽいようでちょっぴり社会派なところは、リーガルVの魅力の一つになりそうですね。
ドクターXが終わったのは残念でしたが、期待以上に面白かったです。リーガルV。
米倉姉さんには、今期も大いに楽しませてもらえそうです。
あと、個人的には米倉涼子のセクシーショット大歓迎です。
米倉涼子が脱ぐと必ず、おばさんの露出なんて誰トクだよってDisるアンチもいますが、俺トクなのでもっとやっていただきたい。
ところで君島化学の社名。わざと「シマ」を被せてるよね??偶然なんすかね。
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