PS4「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」感想|敵を切り倒す快感
ここ最近、ブログを書くのをやめてずっとゲームしています。
おすすめランキングの記事を見たりしてソフトを物色していたら「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」の評判がすこぶる高かったので、遊んでみました。
結論、最高でした。
この手の3Dのアクションゲームにずっと苦手意識があったのですが、ニーアオートマタではそれを感じなかったので、僕と似たようなケースの人がいるなら、ぜひプレイしてみて欲しいと思います。
苦手だったアクションゲーム
これまで僕が触れたアクションゲームって、偶然なのかそういうソフトが多いのか知りませんが、バイオハザードや鬼武者などのホラー物ばかりでした。
ホラー系のゲームだから、背後から急に敵が現れて襲ってきたりするわけです。しかも、ふいを突かれるとあっという間に死んでしまいます。
せま苦しい通路や小部屋が多いのも嫌でした。敵との距離を自分のペースでつめられないのが生理的にストレスなんです。画面がうす暗くて状況が把握しづらいのもしんどいし。
とにかく常にビクビク警戒しながらプレイしているような気分で、僕はその緊張感が居心地悪くてしょうがありませんでした。逆にそれが良いって人もいるのでしょうが。
ゲームにおける「自由自在」の感覚は、かなり現実離れしている
明るくひらけた空間で縦横無尽に動き回って敵を翻弄する。ニーア オートマタでは、そんな戦い方ができるのが、個人的には快感でした。
思い通りに動かせる感覚がいいんです。
妙な言い方になるけど、バイオとか鬼武者はキャラクタが人間だから、人間の限界に縛られている窮屈さがあるというか。もちろん僕は人間なのですが、そこは置いておいてw
どうやら自分の思う、ゲームにおける「自由自在」の感覚は、現実のそれを越えているらしいのですよ。
ニーア オートマタの場合は、キャラがアンドロイドの設定です。人間離れしたアクションがデフォです。二段ジャンプするし、急加速するし。
そのくらい無茶なアクションができてはじめて、キャラクターを、自分の手足の延長のように自由自在に動かせている感覚が持てる気がします。僕のなかでは、三國無双がわりと感覚的には近いんだけど、それをさらに上回る万能感が得られます。
緩急を利用した、スピード感の演出
とある装備の機能で、敵の放った銃弾がキャラクタの近くまで来ると、画面が一瞬だけスローになるんですよ。スポーツ選手が、ゾーンに入るとボールがスローに見える、みたいなアレです。
この機能を使うと、大量の弾幕が飛んできても華麗に身をかわすことができます。これむっちゃ気持ち良いです。
視認できないくらい速く動かすのではなく、逆に操作のスピードを落とすことで、高速で動いている感を演出しているのが面白いと思いました。
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— PS4用アカウント (@PS4_photo_a) 2017年11月19日
※ちなみにこの動画はゲーム本編の映像じゃないです。クリア後に使えるデバックモードで自由に敵と戦える機能を利用して撮りました。
回避ボタンの安心感
あと回避行動もいい。敵の攻撃が当たる直前に回避ボタンを押すと、残像を出しながら攻撃を完全回避できます。
アクションが苦手な僕には、この回避ボタンがお守り代わりでした。突発的な攻撃を受けても、回避連打でいったん敵との距離をとれるので、精神的に楽になれました。
回避後に攻撃すると特別なカウンター攻撃を入れられるのも快感だったりします。
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— PS4用アカウント (@PS4_photo_a) 2017年11月19日
奥深いシナリオ
もはやアクション関係ないのですが、物語の設定もなかなか興味深かったです。
エイリアンと機械生命体に地球が支配され、逃げ延びた人類は、反撃の機会をうかがっています。プレイヤーが操作するアンドロイドは、地球を取り戻すために人類が生み出した人型兵器なんですね。
それだけなら単純な図式なのですが、物語の途中で、敵の機械生命体にアンドロイドそっくりな姿の者が出てきます。さらには、各地で情報を収集するなかで、アンドロイドを生み出した人類に対する、とある疑念も生じます。
よくできた小説のように、最初に世界観の提示があって、ある時点でその世界観にほころびが生まれ、プレイヤーは目の前のミッションと並行しながらシナリオ全体に横たわる謎についても意識を傾けはじめます。
そして、最後にはすべての謎がクリアになるという筋書きです。
アクションそのものの中毒性がありつつ、物語の行く末も気になる。
この大きな2つの推進力でもって、どんどんゲームにのめり込んでいきます。とくに終盤は、物語のほうが気になって、不眠不休でプレイしてしまいました。
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本筋の他にクエストが無数にあったり、武器やチップ(補助装備)を強化するなど、やり込み要素もあるので息の長いゲームです。
三國無双が好きな人は、絶対ハマると思います。アクション性・操作性はニーアのほうが遥かに優れているので、この気持ちよさに慣れると、逆に無双系のゲームで物足りなく感じてしまうかも。
気になって評判を検索していた方がいたとしたら、プレイして損はないのでぜひ!とお勧めしたい1本です。
ニーアオートマタ ブリングアーツ 機械生命体セット(2体セット) PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2018/04/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
↑機械生命体のフィギュア。 フィギュアに興味ない人間だけど、これはちょっと欲しい気がする。