「月に何度か風俗に行っている」ということにしている。あぁ悲しき男性社会。
職場で「童貞いじり」する男性たちの深層心理 | 男性学・田中俊之のお悩み相談室 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
性経験の有無によって職場でいじられたり、仕事ができないレッテルを貼られるといったことが書かれていた。
この記事を見て思い出したことがある。
以前に、僕の場合はちょっと違うのだけど、40歳オーバー以上の年代の人からしょっちゅう言われていたセクハラ発言があって。
それはこんな会話内容だった。
「〇〇は彼女いるの?」
「いませんねー」
「まじか。じゃあココの(股間をポンとたたかれつつ)処理どうしてんの」
「はぁ、週末に風俗に」
「なるほどねー(納得感)」
(以下、どこがおススメだの何だという下世話な話題へ続く…)
と、まぁこんな会話だ。
アホらしいでしょ。
でも、他人に自慰の想像されるのは不愉快だからしょうがない。
(件の会話は、女性もいる前で聞かれたりする)
女性は気を悪くしないで欲しいのだが、男性の場合、奥さんがいる人は奥さんで処理してるという解釈を一応してもらえるので楽チンなのだけど、独り者はその辺のブランディングがすげー難しいのよ。
「いやー、すっかり性欲が落ちてきて」
「実はED気味でして」
「毎週末、風俗通いですよ」
このやりとりもう疲れたわ。
いい大人なんだからそういう話題に触れんなよ。
ちなみにこういう人には「彼女います」と言っても無駄なんだよね。
今度は、彼女についてセクハラまがいのことを聞いてきたりする。それはそれでめんどくさいし、絶対言いたくない。逆にいないと嘘をついていた時期もあった。
しかし、不思議と「奥さん」「子供を産んだ奥さん」となっていくにつれて、この手のオジサンたちの間では、興味がなくなっていくのか、格が上がって畏れ多くなるのか知らんが、セクシャルな質問はされにくくなるようだ。
不適切な発言かもしれないが、女性は性欲がないということにできるのが羨ましい。
男性でも、性欲がない、あるいはとても薄い人は結構いると思うのだが、セクハラ親父たちは、自分たちの性欲基準で物事を推し量るので、結婚もせず彼女もいない男性は、毎夜大変な苦労をしていると勝手に思い込んでいるらしい。
セクハラ被害は、女性だけの問題じゃないんだ、ってことをもっとたくさんの人に知ってもらいたい。
僕は環境が変わって、そういった人たちとの縁は切れたけれど、世の中にはまだまだ不愉快な思いをしている人がたくさんいるんだろうと思う。
いっそのこと、公共の場でセクシャルな発言をすることを、歩きタバコみたいに条例か何かで規制して欲しいね。