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2019年 新卒採用サイトの「デザイン事例」をお探しの人事の方へ。

新卒サイトのデザイン事例をお探しの人事の方へ

【最新】2019年新卒採用サイト|おしゃれデザイン12サイトを調べてみた | HR NOTE

「2019年度のおしゃれな採用サイトのデザイン12例」ということで実際のサイトを紹介している記事です。

たぶん「2019年 新卒サイト」等のキーワードで検索すると上位表示されると思います。

 

企業の採用担当の方は、採用サイトのリニューアルの際に、こういったまとめ記事などもご参考にされるのでしょうか。

もしそうだとすれば、念のためこの記事を最後まで読んだうえで、ご参考になさってください(特にWEB制作のことが良く分からない方)。

 

同じ業界の人間として、上記記事の情報を鵜呑みにするのは、あまりよろしくないように感じています。

スマホ非対応のサイトも紹介されている

東京海上日動・採用情報

まとめ記事の中で紹介されているこちらのサイト、スマホ非対応でした。

世の中に山ほど採用サイトがある中で、あえてこれを選ぶ時点で、そもそもまじめに選んだのかと問い詰めたくなります。

2019年度と銘打つなら、最低でもスマホ対応してるサイトから選ぶべきでしょう。

 

若い人ほどスマホでネットを見ますから(8割くらいはスマホで見ている)、学生向けのサイトはスマホをメインにして制作するのがセオリーです。

 

スマホ専用のサイトをPC版とは別に用意するか、レスポンシブルというPCでもスマホでも最適に表示される仕組みで構築するか、どちらかが主流です。

 

サイトが重すぎて、スマホだとイライラ

採用情報 | 株式会社リブセンス

リブセンスの採用サイト、最初に白地の背景にブルーのロゴが表示される演出がかっこいいですよね。

「ウチもこういうのやりたいなー」とか思っても、あんまりやらないほうが無難です。

 

というのも、その最初の演出部分が重くて、スマホだと超見づらいです。

Wi-fiだと普通に見れるのですが、LTEなどの通信環境下だと動作が遅くなりました。

 

実際にどうかはさておき、こういう動作をするとギガが奪われてる感じがするので、あまり印象は良くないと思います。

 

リブセンスさんは上場企業だから、多少サイトの動作が重くても学生さんは我慢して見てくれるかもしれません。

でも、たとえば知名度のない中小企業が見た目だけ真似をしてカッコよくサイトを作っても、それは逆効果になってしまいます。

 

自社サイトを、恥ずかしげもなくランキング入りさせている

えがく未来。つなぐ価値。 | 株式会社ネオキャリア新卒採用

ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、この記事が掲載されているHR NOTEを運営するのはネオキャリアです。

 

そうです。自社でランキング記事を作成して、そのなかの一社として自分の会社のサイトを掲載しているのです。しかも、完全に第三者のふりをして。

 

たまに見かけるフェアなやり方だと、ひと通り他社のサイトを紹介した最後に、「そういえばウチも採用サイトがあるんです。せっかくなんで見てください。カッコいいでしょ!」と、宣言した上で紹介しているパターンがありますが、HR NOTOの記事は完全なるステマです。

 

こういった手法を使う人たちの言うことが果たして信用できるのか…、というところですね。

まぁそれを言っちゃうと、このブログも信用できねーだろ、という話になってしまいますがw

 

個人的にステキだと思う採用サイト

さんざん批判しといて、自分の意見を書かないのもダメだと思うので書きます。

 

個人的には

TOYOTA新卒採用ホームページ

なんかが、理想形に近いです。

 

シンプルでサクサク動いて、スッキリしたデザインで見やすい。

なおかつ学生が求めることの多い先輩社員の情報に、すぐアクセスできる構成になっています。取材記事も丁寧に制作されています。

効率を追求する「カイゼン」を是とするTOYOTAらしい、機能的なWebサイトだと思います。

 

しかも、ページ数が無駄なく必要最低限にまとめられているので、中小の企業さんが比較的真似しやすい作りになっています(不要だと思うページをそのまま省いてもらえば、無理なくそのまんまパクろうと思えばパクれる構成になっています)。

※ただしエントリー機能やエントリーした先のページについては除きます

 

癖のないデザインなので、メインの画像を入れ替えて全体の色を変更するだけでも、一気にTOYOTA感が消えて、自社のサイトっぽい雰囲気を出すことができるはずです。

 

ちなみにこのサイトのようなTOPページに組み込まれた動画演出は、制作会社さんに撮影してもらうと高くつきますが、自社でiPhoneで撮影した映像を提供して作ってもらうこともできます。

 

その場合、動画の組み込み費用だけすむと思うので、費用を抑えて動画を取り入れたデザインのサイトを作ることも可能です。

 

最近の若者はインスタなどで、普段から写真を撮るのに慣れているので、若手社員に協力してもらえば、そこそこセンスの良いものが撮れると思います。

撮影を通じて、社内も和みますし、それっぽいことを言うならば社員の帰属意識も高まります。

 

 

採用サイトって、ナビサイトなどでは伝えきれない企業ならではのメッセージを伝えられる場だと思います。

サイトの見た目もモチロン大事ですが、学生にどんなことを伝えられると良いコミュニケーションができるのかを考えることが何より大切です。

 

制作会社を選ぶときには、サイトの中身で何を伝えるかまで含めて、一緒に考えてくれる会社を選ぶことをお勧めします。

 

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