資格サプリ(現:スタディサプリ)でTOEICの講義を受けてみた。カリスマ講師ってホントに凄いのね。
※追記2018.07.03
記事を書いた当時「資格サプリ」という名前でしたが、現在はスタディサプリと名前を変えて、サービスが継続されています。
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リクルートのサービスで受験サプリっていうのがありますが、それの資格バージョンがあるみたいです。
「資格サプリ」というやつ。
ネットサーフしていて偶然見つけたんですが、ちょうど一週間無料キャンペーンをやっていたので、ものは試しと入会してみました。
英語勉強中の僕は、TOEICのコースを受講することに。
で、結論から言うと、これがすごかった。
資格サプリが、というより講義をする先生がすごかった。
英語学習が捗るのはもちろん、社会人の僕にとっては、人にどうやってものを教えれば良いか(新人指導)、という点も含めて非常に参考になる講義動画でした。
僕が視聴した講義を担当する先生。
あとで調べてみたら「関 正生」という有名なカリスマ講師の方だったみたいです。
他は受けてないので分かりませんが、これがもうメチャクチャ分かりやすい。
これまでカリスマ講師の存在に対して、わりと懐疑的なスタンスだったのですが、実際に講義を受けてみて考えがまったく変わりました。
たしかに、教え方の良し悪しってあるな、と。
学校の先生の授業や塾の先生の授業を思い返してみると、雲泥の差がありました。
学校では「ここが重要」「ここは(テストに)出ます」までしか基本的には言わないんだけど、この講義では覚え方や捉え方といったらいいのかな。自分の中で文法なら文法、発音ならその発音を、どうやって消化・吸収していけば良いか、という「学び方」まで教えてくれているような印象を受けました。
上に張り付けた動画を再生していただければ分かりますが、講師の方は、けっこうな早口です。でも不思議と、全然置いてけぼりになりません。それは早口なんだけど、こちらの躓くポイントに先回りして助け舟を出してくれたり、理解しやすいように十分に咀嚼した内容を伝えてくれているからなんだろうなと思います。
ときには「TOEIC何点くらい目指す人はここまで出来てれば、後の部分はいまは覚えなくていいです」みたいな割り切ったことも言ってくれます。とにかく全部覚えろ!ではなく、まずは楽に得点を取れるところから確実にやってこうよ、難しいところはその後に覚えてこう、という段階を提示してくれるのも良いのではないかと感じました。
無理のない高さのハードルを自分の中に設けられるんですね。いきなり全部覚えようとして、ムキーってならないのはありがたいです。僕の場合、無理に詰め込もうとしても頭がパンクして、結果、全部覚えられない、ということになりがちなので。
まぁ学校はオフィシャルにやらなきゃいけないんで、基本100点取りましょうというスタンスで授業しなければいけない(そのぶん、小難しくなってしまう)という事情もあるんでしょうね。対して講義はもっと実践的で、生徒が1点でも2点でも点を上げる(学習を前に進める)ことに重点が置かれているんだろうなと思いました。
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あと英語学習とは全然話が変わりますが、講義を聞きながら、これは普段の仕事にも使えるなと思ったというか、意識したら良いんじゃないかなと思ったこともありました。
それは相手にものを教えるときに、「これならできそう」「意外と簡単かも」と思わせるには、どう説明すれば良いだろうか、という視点を持つことです。
あれをやれ、これをやれ、と指示するだけでなく「こうすればできるから、やってみようよ」と相手が腹落ちするところまで噛み砕いて伝えるのは、単に伝わりやすさを上げるだけじゃなく、教えられる側の「これならできそうだから、やってみよう!」というモチベーション喚起にもつながるのだと感じました。
あとは、最初から満点を求めないこと。そして、そのことを相手にハッキリと言葉で伝えること。まずはこのラインを目指してやってみよう。ここまでは割とすぐにできるようになるからさ。と段階を踏んで成長すれば良いことが分かるだけで、学ぶ側は無駄なプレッシャーから解放されます。
何かを学ぶときに「誰に教わるかが大事」なのは重々承知していたつもりでしたが、自分自身が思っていたよりも、もっともっと重要なんだということを今回の一件で強く感じました。
「○○先生の講義で、古典が好きになりました!」とか何とか言っているのを聞いて、嘘つけ、そんなの自分のモチベーション次第だろ、と思っていた僕ですが、いまなら、そういうこともあるんだろうなと素直に思えます。
これは翻って、僕のせいで仕事が嫌いになっちゃったり、大好きになったりする人もリアルにいるってことなんですよね。こういう言い方すると、ちょっと重たいですが……。
もうあと1週間もすれば、色んな会社に新入社員が入ってきます。
彼ら彼女らにとってのカリスマ社員になるべく、僕も頑張んなきゃいけないなと元気をもらえた、資格サプリの講義視聴でした。
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