「はてな」は、ぜんぜんウェーイじゃない。
この辺の記事を読んだんですよ。
最近、はてなにウェーイ系の人が増えてきて居心地悪いなって話です。
僕は全然別の感覚をはてなに持っていて、最近はてなのバズってる記事で自分の興味のないのが増えてきたなーと思っていたのですが、よくよく考えてみると、ウェーイ族が関係しているのかもしれないと思って、ハッとしましたね。
ただ、これは神の手と言いますか、サイバーメガネさんが書いていたように、はてなの人たちの推しブロガーの系統が変わっただけであり、全体の分布そのものが変わってしまったわけではないと思うのですよ。
実際、現実の身の回りを探しても、ウェーイ系の人ってそこまで多くないし、心の底からウェーイな真性ウェーイ系の人なんて、まぁほとんどいません。
ぼくが働く人材業界って、世間的にはウェーイ系の巣窟みたいに思われていると感じています。バリバリ働いて、ズコバコやって、いいね!なう、みたいな。10人いたら9人くらいウェーイ系でも不思議じゃない。そんなイメージだと思うんです。
でもね、実際そうでもありません。確かにいますよ。手の付けられないようなウェーイが。そいつらのウェーイはすごくて、はてなのウェーイがゥェ-ィくらいに見えるレベルのウェーイですよ。そりゃ。毎週末クラブにでかけて以下略みたいなヤツらがいますよ。
ただ、そんな真性ウェーイなヤツらは、やっぱり全体の1割もいません。5%くらいじゃないでしょうか。たいていはフェイスブックでリア充ぶってるだけの、仮性ウェーイたちです。
どこそこに行ってきました。
○○を食いました。
いま○○さんと、どこそこにいます。
子どもが○歳になりました。
これ。投稿だけ見ると、眩しすぎて、いいね!ボタンが見えないレベルの、華麗なるウェーイっぷりなのですが、実際その人と会って話すと、たいしてウェーイじゃないんですよね。
彼ら彼女らは、なんとなくやってるだけです。ウェーイと思ってFacebookをやってるわけじゃありません。投稿されている写真のその一瞬がウェーイに見えるだけで、その前後はふつーに仕事について愚痴ってたりします。いいね!とは程遠い話をしていることはザラです。ひとむかし前で言うところの、友達にメール打つ感覚で、ネタとしてFacebookに投稿しているだけなんですよ。
はてなブロガーの集まりがウェーイだってのも幻想です。あれは似たようなレベルの人間が集まるから居心地がよくて、その一瞬ウェーイとなっているだけで、彼らが個々人のリアルコミュニティの中で本当にウェーイとやれているかは疑問ですし、たぶんやれていないでしょう。
たとえば彼らがニッポンのジレンマにゲストで呼ばれたら、カチンコチンになって、放送事故一歩手前になると思うんですよね。あのメンツの中に入ってもウェーイなノリが出せるかと言えば、否でしょう。
オタクだって同じことですよ。秋葉のメイドカフェで親しい仲間と話しているときは、ウェーイってなるじゃないですか。でも、自分より高位の人間が集ってそうなコミュニティに放り込まれると、途端にコミュ障になってしまいます。僕もそんな感じです。
さくら子さんが言っていたように彼らは「群れて」いるのです。
はてなコミュニティの中で、ようやく自分たちの同類を見つけることができて、うれしくてしょうがないのです。ウェーイとなってしまうんですよ。この気持ちは止められない。
僕たち非ウェーイ族は、仮性ウェーイ族のブロガーさんたちが飽きて、どこか遠いところに大移動するのを、じっと待つほかありません。
個人的には、はてなブログproも2年分くらい払いこんじゃってますしね。返金ききませんしね。じっとこらえて、こうして薄暗いエントリーをつらつら書き連ねるしかないのです。ウェーイ。