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取材に応じない企業の求人広告は、適当に作られる。

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世の採用に関わる企業の方々にこれだけはお伝えしたい。

多くの企業が求人広告の使い方を間違っています。

 

間違った求人広告の使い方をした結果、採用に失敗して「媒体が悪い。よその媒体に切り替えよう」と言っているようでは、いくつかの媒体をグルグルまわってお金をドブに捨てるだけです。

 

ぼくの経験上、一番オーソドックスな失敗例であり、致命的なのはこのパターン。

 

求人広告にお金は出すけど、取材などに時間を一切かけない。

 

実際に世の中では、こんな広告出稿の現場が散見されます。

心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

 

 

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営業マン:「求人広告を制作するにあたって、仕事内容のことなど伺いたいので、すこしお時間いただけませんか」

 

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企業担当者:「そう言われても時間ないからね。適当につくっといてよ。あなたたちプロでしょ。いちいち話を聞かないと広告が作れないの?なら、別の業者にお願いするけど??」

 

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営業マン:「はぁ…。わかりました。それではこちらで用意してご提案させていただきます」

 

 

さて、企業のご担当者の方は、この後のことをご存知でしょうか。まさか、上手い具合に営業マンをねじ伏せたことに自己満足を感じてなどいないでしょうか。

 

会社に戻った営業マンがその後、どんな風に広告をつくって掲載にいたっているのかを知れば、たとえ30分でも1時間でも、話をしようという気になるはずです。

 

実はこの後、社内あるいは外注スタッフとの間では、こんなやりとりが行われています。

 

 

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営業マン:「今回の件ですが、先方が時間がないとのことで何も話を聞けていません!(あっけらかん)」

 

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制作スタッフ:「あぁ…。またですか……。ホームページとか以前に出していた広告とか、参考になるものはあります?」

 

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営業マン:「以前の広告は別の職種だったので、今回の参考になるものはないですね。ホームページにもたいした情報はのってません(というかこのホームページ古すぎ…)」

 

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制作スタッフ:「なるほどですね。それじゃ似たような職種の広告を参考に、一般的な感じでとりあえず形にしておくので、あとはお願いしますね(また、このパターンか…)」

 

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営業マン:「あ、そういえば社屋が新しくなったばかりなので、その辺りの話題が入っていると(原稿が)通りやすいかもしれません」

 

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制作スタッフ:「わかりました。それじゃその辺の話も盛り込んでおきますね。」

 

 

まぁ業者なんて、所詮こんなもんだろ。

 

と思ったあなた。とんでもありません。こんなんじゃマトモな求人広告なんてできっこありません。これで採用がうまくいくのは、もともと有望な会社だけです。

 

放っておいても人が集まるような待遇の良い仕事や知名度のある企業ならば、これでも何とかなるかもしれません。しかし、世の中にある多くの企業は無名の小さな会社です。説明されなければ、その会社の何がいいかなんて伝わりっこありません。

 

 

同じ職種でも、会社によって仕事内容はまったく異なるという現実。

たとえば「事務職」と聞いて、どんな仕事を想像しますか?

書類作成や電話応対、来客対応など、まぁなんとなく仕事の内容は想像がつきますね。ただ、これだと他社の事務職との違いが分かりません。

 

書類作成も、会社によって扱う書類の種類は違います。作成の難易度も違います。作成する絶対量も違いますよね。電話応対や来客の対応にも同じことが言えます。

 

事務所内に、何人の人がいる職場ですか?何十人もいる賑やかな職場と、日中一人きりで留守番する仕事では、同じ事務職でもその性質には明確な違いがあります。働く人の向き不向きも変わってきます。

 

その事務職を担う人が社内に何人もいる場合と、その人しか事務職を行う人がいない職場とでは責任の度合いも全然違いますね。上司が女性か男性かでも印象が違いませんか。制服の有無や私服で勤務できるかなども、その人の働き方に影響を与えます。

 

すべての家庭の主婦(主夫)が同じ働き方をしていないように、事務職も会社によって求められるレベルや仕事内容、働く環境は千差万別なのです。

 

事務職なんだから、説明しなくてもわかるでしょ?

 

は通じないことが、お分かりいただけたでしょうか。

 

 

バーカ。んなこと言っても、時間がないものはないんだYO。

いいでしょう。そこまでおっしゃるならば、時間をかけたくない方にピッタリの求人広告の使い方もお教えしましょう。

 

その方法とはズバリ…、

 

小さな枠で広告を出稿すること。

 

そう。もともと情報を入れるスペースが少ない広告であれば、話をしようがしまいが、広告内容にそこまで大きな差はでません。取材に付き合う時間もないのに、無駄に大きな広告枠を買うからもったいないことになるのです。

 

余剰の情報を入れることができないくらいの小さめの広告枠で、ダラダラと掲載を続けるのです。急ぎの採用でないのなら、ダラダラ掲載作戦のコスパは絶大です。

 

営業マンは、

 

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大きい広告サイズにすると掲載順位が上がってPVが桁違いですよ!!

 

とか、

 

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このデータをご覧ください!!!

 

とか、言ってくるでしょうが、そういうのはあくまで、ちゃんと営業マンのヒアリングに時間を費やして、それなりにかっちりした広告を作り上げて掲載に臨んだ場合の話です。

 

よろしいでしょうか。

今日はこれだけ覚えてお帰りください。

 

時間をかけることができないなら、お金もかけてはいけません。

 

ろくに勉強せず(時間をかけず)、多額のお金を株式投資したらどうなります?

 

失敗しますよね??

 

そういうことです。

 

せっかくお金をかけて広告出稿するのです。

 

少しでも採用コストを節約するためには、賢く媒体を活用せねばなりません。

 

よろしければ、参考にしてみてください。

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