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エンジニアは転職が下手くそ。損している。


転職にまつわる条件面でのゴタゴタ。

ぶっちゃけ、これは非常に多いよね。

 

特に年収の提示額を、入社が決まった後になって引き下げられるパターンは少なくない。というのも、企業と転職者では、圧倒的に企業が有利だから。

 

だって、転職者は新しい職場への入社に際して、元いた会社に退職願を出し、選考に進んでいた他の企業にもお断りを入れることになる。

転職と転職の合間には、どんなにうまくやったとしても、一時的には宙ぶらりんの状態になるわけだ。

 

そして、いわば退路を断たれた状態にしておいた上で、企業側は求職者に、もとよりも低い額の年収提示をすることが可能だ。

 

ここで年収の引き下げを突っぱねられるレベルの人はそうはいない。よほど引く手あまたで、働き先を選び放題の人でもなければ難しい。現実的にはそんな人はほとんどいないだろう(まぁ今回の件は、状況が違ったようだけど…)。

 

 

ここから本題になるが、どうも方々で話を伺うに、エンジニアの人は良く言えばピュア、悪く言えば世間知らずな人が多いのではないかと感じる。

 

うまくやれば、いくらでも転職先はあるのに、めんどくさがって機会損失したり、今回のように転職サービスの情報を鵜呑みにして、あとあと想定と違った条件が出てきて大慌てする。

 

はっきり言って、エンジニアはとても世渡りがヘタクソだ。

転職で失敗して、コロコロ職場を変わる人も多い。

 

おかげで求人広告や転職サービスの業界は、エンジニア関連の仕事で随分儲かっている。転職ドラフトに限らず、エンジニア専門の求人サイトが、異常に多いとは思わないだろうか。

 

エンジニアとWEBの親和性が高いことも影響あるだろうが、それ以上にニーズがあるのだ。

それはもちろん、企業側からのニーズだけではない。すぐに職場をコロコロ変えたがるエンジニアのニーズも多い。だから転職市場がなりたつ。

 

もしもエンジニアが転職上手になって、1度の転職で何年も勤めるようになってしまったら、求人広告や転職サービスを提供している会社は困ってしまうだろう。

そのくらい、エンジニアは人材業界から食い物にされている。

 

今回、とりあげられていた転職ドラフトの特徴は、

 

『面談を受ける前に、企業から年収提示を受けられる』

 

というもの。

 

エンジニアの交渉が苦手な特性を、ものの見事に見透かされたサービスだ。

 

給与交渉はめんどうだしストレスフルだが、その会社と本気で長く付き合うためには必要なプロセスだ。

 

件のエンジニアは、納得いかなければはっきり言うべきだった。

面接時の給与交渉に後腐れなんてない。

 

ただ、本人にも自覚はあったようだが、提示額が低いとはっきり言えない時点で、Y社のブランドや雰囲気に屈していたのだろう。

きつい言い方をすれば、今回の転職は、ハナから「自分の能力以上の給与をもらえそうな会社」を物色していただけだったとも言える。

 

面と向かって交渉するのが苦手なら、エージェントを使う手もあった。

しかし多くのエンジニアは、エージェントと関わることすら嫌な人が多い。できることなら、面接すらせずに会社を移籍したいとも考えている。

そして、自分は何も変わらなくても、会社を変えれば収入が上がってハッピーになれるはずだと信じている。

 

求人サービスの会社は、そんなエンジニアたちの心の隙をついた魅力的なサービスを、これからもどんどんリリースしてくるだろう。

 

それらは一見、とても革新的で便利に見えるかもしれないが、やっていることは他の求人となにも変わらない。エンジニアを右から左に動かしているだけだ。

 

Greenに掲載している企業が、転職ドラフトでも募集していたとして、転職ドラフト経由で応募したほうが給与が高くなるなんてことはあり得ない。

 

結局は、自分が変わらなければ、会社を変えても何も変わらない。また不満をかかえて転職を繰り返すだけだ。しかも、転職するたびに年収は低くなる。

 

そうして何社かぐるぐる回っているうちに、あっという間に歳を食う。

急に転職が難しくなってくる。

 

客先常駐で、薄給で使い捨てされるエンジニアの一丁出来上がりだ。

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