早い人でも80時間かかるドラクエ11。社会人でも意外とやれちゃうその理由。
生みの親である堀井雄二氏いわく、
「早い人でクリアするまで80時間は掛かる」
ドラクエ11。
プレイしました。
そしてクリアしました。
僕にとっては、ドラクエ7以来のドラクエ。
大人になって初めてのドラクエでした。
RPGを最後まで完走できたのは、おそらく社会人になって初めてかも。
面白さも当然のことながら、社会人にとっても遊びやすい仕組みになっていたことが、最後まで遊べた理由だと思います。
週末に数時間だけのプレイでも、ちゃんと遊べるシステムが整っていますので、ドラクエシリーズのファンだけど、社会人になってゲームから遠ざかっていた方は、ぜひ久々に遊んでみて欲しいと思います。
以下、個人的に感じた遊びやすさなど、まとめました。
- ①ゲームを再開するときに、あらすじが表示される
- ②モンスターを回避して進められる
- ③レベルがサクサク上がっていく
- ④MAPがいつでも見られ、次に進む場所を教えてくれるガイドがある
- ⑤完璧にアイテム収集しなくてもOK
- ⑥スキルリセットできる
- ⑦古参プレイヤーにとって、懐かしい演出がある
- ⑧ドラクエ?と驚くほど、シナリオが骨太
- 童心にかえって、勇者になろう
①ゲームを再開するときに、あらすじが表示される
いま物語がどんな流れで進んでいたかを復習できます。
1週間あき、2週間あきでプレイするとストーリーの流れを忘れてしまうこともあるので、このシステムはありがたいと思いました。
そもそも「ドラクエに大層なストーリーがあるのかよ」と思った方がいたとしたら、そんな人にこそプレイしていただきたいと思います。
僕の知ってるドラクエと全然違いました。
②モンスターを回避して進められる
シンボルエンカウント方式(フィールド上でモンスターが見えている)になっており、フィールドやダンジョンで敵を避けながら進むことができます。
速く進みたいのに、次々モンスターに遭遇してイライラ、といったことはありません。ダンジョンを短い時間で探索できるので、細切れ時間のプレイだとしても着実にシナリオを進めていくことができます。
③レベルがサクサク上がっていく
モンスターを回避できると、今度はレベル不足でボス戦でストップしてしまいそうですが、意外とそうなりませんでした。
レベルがサクサクあがるんですよ。
見たことのないモンスターがいたら一度は戦ってみる、程度の感覚でバトルしていれば、適正レベルを維持していけます。
ちょっと戦いが厳しいと感じても、10分ほど戦えばすぐにレベルは追いつきます。
いわゆる「レベル上げ」作業が必要ないのは、社会人にとってありがたいですね。
④MAPがいつでも見られ、次に進む場所を教えてくれるガイドがある
□ボタンを押すとフィールドでもダンジョンでも、いつでも全体MAPを見ることができます。
これを温いと捉える人もいるかもしれませんが、攻略サイトを見なくてもそれなりに楽に進められる環境が整っているのはありがたいんですよね。
攻略サイトを見ちゃうと、宝箱の中身や位置まで分かってしまいますからね。できれば見ずに進めたほうがワクワク感があって良いのです。
あと、MAP画面の片隅に、次に進むべき場所のナビゲーションが表示されています。これも時間をあけてプレイするときには助かります。
⑤完璧にアイテム収集しなくてもOK
アイテムに関しては、意識というか志の問題ですかね。
どこまで完璧にやるか自己満足の世界でもあります。
ただ、ふつうに物語を進めるだけなら、無理にアイテムを収集しなくても結構なんとかなりました。
あと、ドラクエシリーズでお馴染みの「ちいさなメダル」収集が、本作ではかなりユルい仕組みになっていました。攻略情報に頼らなくても簡単にコンプできました。個人的にはこのくらいのバランスで良いナァと思います。
宝箱やツボを必死に探し回らなくても、最後にとある方法で補填できるようになっているんです。
⑥スキルリセットできる
ドラクエ11にはスキルがあります。
レベルUPで自動的に覚えていく魔法や特技もあるのですが、任意でポイントを割り振って覚えさせていくスキルもあるんです。
このスキルを手軽にリセットできるのも、ありがたい仕組みでした。
攻略情報を見てしまえば、「完璧なスキル振り」ができるのかもしれませんが、それだと寂しいじゃないですか。試行錯誤しながら、自分なりに色々スキルを試せたのは良かったです。
⑦古参プレイヤーにとって、懐かしい演出がある
ネタバレになるようなものもあるので、ここではごく一部だけご紹介します。
思わずニヤリとしてしまうのが、過去作のBGMがアレンジして使用されていたこと。
BGMって案外、耳に残っているもので懐かしい気持ちに浸れました。
そういえば、過去の作品で登場したキャラクターが登場するイベントもありましたね。知っている人は懐かしさを感じると思います。
僕はプレイしていないのですが、ニンテンドー3DS版のほうが、クリア後のお楽しみで昔からのファンには嬉しい演出があったようですね。グラフィックはPS4版が圧倒的なのですが。
「ちなみに 武器や防具は 持っているだけじゃ 意味がないからな。 ちゃんと 装備するんだぞ。」
毎回お約束の村人のセリフ。
ドラクエが久々すぎて、こんな平凡な演出ですら懐かしい。
ドラクエお馴染みの「ぱふぱふ」です。
はじめてドラクエで「ぱふぱふ」を見たとき、僕はまだ、ぱふぱふの意味がわからない子どもでした。時の流れってすごいね。
⑧ドラクエ?と驚くほど、シナリオが骨太
最初にも書きましたが、昔のドラクエしかやったことがなかったので、いい意味で予想を裏切られました。
ドラクエってキャラクターがあまり主張せず、ストーリーも薄味なのが特徴のRPGだと思ってましたので。
新しい武器やモンスターが気になるのではなく、物語の先が気になってプレイしてしまうという体験は、過去のドラクエにはなかったことです。
思わずホロリと泣けるような演出もあって驚き。BGMの使い方が卑怯なんですよ。
童心にかえって、勇者になろう
3Dのマップをかけるのも楽しいし、新しいモンスターと戦うのも楽しい。覚えた呪文やスキルを試すのもドキドキします。
ダンジョンも、ボスも。カジノも久しぶりに満喫しました。
ラスボスに初見でフルボッコにされたのも逆にワクワク。
もちろん倒せたときの達成感も。古参ファン歓喜のエンディングでの素敵な種明かしも。
クリアまで早い人で80時間ということでしたが、僕がかかったのは100時間くらい。
やり始めると、ついついのめり込んじゃいますね。
細かいイベントまで収集してしまいました。レベルも結局カンストです。
久々のドラクエは大満足でした。
迷っている方がいるならぜひ!
最後に…お気に入りの1枚。不良少女発見。