麦田の店長が、どんどん良いヤツに思えてくる。:義母と娘のブルース感想(8話)
しばらく空きましたが、久々に義母ムスの感想です。
今回は簡潔に。
最初にハマったきっかけであった、コメディとしてのエッジは、もはやほとんどなきに等しいレベルまでまろやかになってしまいましたが、一転してここ数回は、安心して見られる上質なホームドラマ的魅力にあふれた展開になってきました。
ベーカリー麦田の再生を通じて、店長の亜希子さんへの想いやみゆきちゃんとの和解など、丁寧に人間模様が語られる展開に癒されます。
最初はすげー嫌なやつだと感じていた店長が、めちゃくちゃいい奴に感じられていく過程が、自分の中でけっこう衝撃的でした。
これ、現実に置き換えるとすごさが分かりやすいですが、第一印象の悪かった人をプラスの印象に持っていくのって、相当難しいことだと思いますよ。
最初は亜希子さんに想いを寄せる店長に嫌な感じがしていましたが、いつのまにかちょっと応援している自分に気づいてハッとさせられました。
麦田のパンが実は先代と比べてマズイわけではなかった、という展開もベタと言えばベタですが、麦田店長に好感を抱き始めると、そんなベタな展開すらも、むしろホッとする良いオチだと感じてくるから不思議です。
これがドラマの力なのでしょうね。
原作の漫画が上下巻だと知って、何度かストーリー見たさにAmazonでポチリそうになりましたが、ここまで来たら初見はドラマで見るのだと心を決めております。
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