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ワークライフバランスを大事にしたい女性は、事務職じゃなく営業職志望で就活するといいよ。

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3月になると、本格的に就活が始まるので書いておきますね。

ちかごろワークライフバランスが流行りで、面接などでも堂々と言える風潮になってきました。これ自体は良いことです。

でも、実際にみんなが思い描くようなワークライフバランスってのは、そうそう存在しておらず、みなさん悩むわけです。

 

ワークライフバランスを求める女性の中には、いまだに事務職を希望する人が後を絶ちません。古い体質の企業では、確かにいまだにコピー係やお茶くみ係の延長のような事務職を募集している会社もありますが…。

そんな募集枠には、売手市場のいまでも定員をはるかに上回る学生から応募があって、すごい競争率なんだそうです。びっくりです。定時に帰れる以外になんのメリットもない仕事ですよ。スキルもたいして身につかなければ、給与も安い。しかもどうせ定年まで勤めることもできない、寿退社をする前提のポジションです。

それがめちゃくちゃ狭き門なのです。競争倍率が高いために、かなり優秀じゃないと内定がもらえません。

 

であるなら、優秀な女性のみなさまにご提案したい。

 

石の上にも3年と思って、営業職をやってみませんか。

たしかに営業職の多くは激務です。残業はほぼMUSTと考えて差し支えありません。

 

ですが、営業経験3年という経歴を得た暁には、顧客対応のできる事務スタッフとして、引く手あまたの市場価値を手にすることが可能です。

しかも、結婚後も出産後も派遣などの雇用形態を利用すれば、自由自在にフルタイムの仕事を得ることができるのです。

 

「なんだ非正規かよ」と思った方にもお伝えします。

最近では出産後などに、同じ会社で事務職の正社員として働き続けるキャリアパスも増えています。結局、社内事情がよく分かっていて、サービスのこともわかっていて、正社員とツーカーで話せる地頭の良い優秀な事務スタッフなんて、そうそう採用できないことに企業が気付き始めたのだと思います。

営業のときより給与は下がりますが、定時で帰れる正社員が良いと言うなら、このほうがよほど長く働き続けることができます。

 

一方、腰掛の事務職しか経験のない女性は、一度離職すると次の仕事を得るのに苦労します。なぜなら平凡な事務業務をできる人材は余っているからです。売手市場にも関わらず、事務職の求人倍率はずっと低いままです。

 

そういった人は、やがて事務の仕事に就けないのでオフィスワークっぽいという雰囲気に惹かれてコールセンターなどに応募して採用されるのですが、コールセンターは時給で営業職並みの理不尽さを背負わされる職場も多く、長く勤められる人はそうそういません。

そして、なんとなく職場を転々としていると、職歴がややこしくなってきます。ますます事務職には採用されなくなります。派遣会社からも「この人大丈夫かな」と思われるようになります。

 

ようやく現実を見てスーパーのレジとか工場のスタッフとかにも応募してみるのですが、それがまた甘くて、その世界にはその世界なりの経験があって、ずっと経験してきている人たちは何もかもが手馴れてるんですよね。手際が神なんです。あと、工場の単調さは事務の比ではありませんよ。ネットで息抜きもできないし、トイレにこもってさぼることも無理です。耐えられますか?まぁいちおう定時には終わる仕事なんですが。

 

それに下手すれば、そもそも採用されないでしょう。ずらずらとオフィスワークが並んだ職歴書を見た店長はギョッとするはずです。なんでいまさらウチに来るの??と不審がると思います。過去に同じような人を採用して、すぐに辞めた経験をしている店長も多いはずなので、不採用になってしまうこともあると思います。

 

 

気持ちが暗くなってくるのでもう止めにしますが、とにかく、ワークライフバランスを実現したいのなら、それは何年先まで見据えてワークライフバランスなのか、をよく考えて就職活動をなさったほうが賢明です。

 

もちろん、これはあくまでも事務職がやりたい人かつ、働き続けたい人向けの話です。専門職として就職予定の方や結婚・出産で早々に仕事から離れる予定の方には当てはまりません。

 

 

新卒採用の話を企業の方としているときに、「一般職のほうはいかがですか」という話題になったときの、採用担当の方のどうでもよさそうな顔といったらありません。

ほっておいてもいくらでも集まるから興味がないんです。どうせ数年で辞める、いやむしろ辞めてほしい、とか思われているんです。事務職ってそんな扱いなんです。それでもみなさん、わざわざ大学を卒業してまで、事務職を志望しますか?

 

これが全ての答えではありませんが、ぜひ考えてみてください。

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